関西の起業家のお話を2テーマ聞いてきた。
1つは関西流オープンイノベーション、もう一つは、アフターコロナ後の観光産業についての講演だった。
どちらもしっかりお聞きできていなくて、裏覚えの部分が多くて、誤りがあるかもしれない。
印象に残っているのは、関西経済が衰退をしていった経緯をお話になっていた。関西は高度成長時代には、日本全体の2割経済と言われていたらしい。しかし、今は15%程度の規模しかなく、年々、衰退をし、地盤沈下を起こしているというお話だった。
何故、地盤沈下をしていったのか、お話になっていたが、肝心の部分がリモートでは聞き取れなかった。
確か、東京一極集中への影響、関西の人口の4割が5%程度の面積の大阪に集中していること、経済圏は京阪神でそれぞれ異なること等を上げておられたと思う。
昔は関西は、東の東京、西の大阪と言われたように名立たる企業も多かったし、今もそれは、老舗企業によって存続していると思う。
関西ビジネスの説明を補完するために、最上段の「まるわかり関西ビジネス」の本を紹介します。
この本の中では、以下が冒頭に取り上げられている。
①インバウンド・観光依存の関西経済に打撃
②厳しい人口見通し、対策が急務
③好調製造業に忍び寄る半導体不足・改革の行方
④パナソニック、改革の行方
⑤再出発した「名門・関西スーパー」
⑥製薬会社、イノベーションなるか
⑦ゼロカーボン先進地・関西
⑧大阪・梅田周辺で再開発が加速
⑨京都、デバイスの底力
⑩大阪・関西万博「オールジャパン」機運が鍵
急激な人口減少に見舞われている関西圏であるが、復活の可能性は、まだまだ企業群が残っているので、復活はあるような気がする。
40年位前、私は大学の工場見学で、関西企業を訪問した。印象に残っているのは、半導体の研究や生産拠点の印象である。多くの企業の強みを感じたものである。
もう一つの講演会は、アフターコロナ後の観光産業についてである。
まだとても、アフターコロナとは言えない状況なので、観光産業が苦しんでいることを言われていた。コロナの第7波の影響は、やはりあるだろうと感覚的にもそう思う。
世界にとっては、日本は最も遠い国になっている。多くの国が観光の制約条件を撤廃している中で、日本はガイド付きのツアーに限定しているし、ビザを必要としているのがネックらしい。そのため、日本は世界で一番遠い国と言われている現状をお話になっていた。
関西観光産業の情報発信をしているが、もっと海外からのお客様の知りたい情報や細分化された要望にしっかり応えていくことが、復活の鍵だと言われていた。
私は、大阪・関西万博にかけるしかないと考えている。ここで、大きくビジネスを花開かせないと、大阪経済、関西経済、日本経済が総崩れになると思う。
私は、大阪・関西万博の共創パートナーとして申請をしたが、利益を目的とした内容になっているから、再考して欲しいと言われてしまった。持てるリソースを利用し、どのように共創チャレンジ事業に取り組み、社会実装に貢献していけるのか、自らの手で取り組む企業や個人が、共創パートナーということだそうだ。ごもっとも。提案内容が恥ずかしい。残念ながら、リソースは私一人なので、もっと誰かと組まなければならないと感じた。せめて、日本技術士会近畿本部のメンバとして参画していく必要があると感じた。
とりとめもなく書いたが、大阪・関西万博までに何が出来るのかが、非常に重要になってくると私は感じている。
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