【セミナーレポート】大阪商工会議所で学ぶ!AI×デザイン×Web活用で小さなビジネスを加速する方法
Jimdo×Canva×ChatGPTでできる「初めての出展準備」
2025年春、大阪商工会議所で開催された「AIの業務活用」セミナー。今回私は、AIを使った業務の効率化や、展示会出展に向けた準備のコツを学ぶために参加してきました。
正直な感想を一言でいえば、「初心者向け」ではありましたが、AIやWebツールに不慣れな人にとっては、とても実用的な内容だったと思います。
セミナーの概要
このセミナーでは、以下のようなツールが紹介されました:
- Jimdo:ノーコードで作れるWebサイト制作サービス
- Canva:名刺やチラシが作れる無料デザインツール
- ChatGPT:コンテンツ作成やキャッチコピー生成が得意なAI
講師の方は、小規模事業者が「出展フェア」や「商談会」で使えるような名刺やチラシ、Webサイトを自分でつくれることを目標に、実演形式で紹介してくれました。
Jimdoで「自社の顔」をつくる
Jimdoは、HTMLやCSSの知識がなくても、Webサイトを簡単に作れるサービスです。
講師のデモでは、事前に用意したテンプレートに写真と文章を差し替えるだけで、10分程度で立派なWebページが完成していました。
「これなら私にもできるかも」と思わせる内容で、セミナー参加者の多くがスマホやPCでその場で試していました。
Canvaで名刺・チラシも自作できる
次に紹介されたのはCanva。
プロのデザイナーでなくても、既成のテンプレートを使って名刺やチラシが簡単にデザインできるツールです。
講師が示したポイントは以下の通り:
- 名刺はロゴ+QRコードを入れる
- チラシは「誰向け」「何ができる」「何がお得」が一目で伝わる構成にする
- 印刷はネット印刷を活用し、低コストで作成可能
セミナー参加者のなかには「これなら業者に頼まなくても、自分で毎回内容を変えて作れる」と感動していた方もいました。
ChatGPTで文章・キャッチコピーを生成
そして、今回の目玉ともいえるのがChatGPTの活用です。
「AIが文章を考えてくれる」という部分に驚いた方も多かったようで、実際にその場で「展示会用のチラシのキャッチコピーを考えて」と入力し、いくつもの案が生成される様子が紹介されました。
セミナーで強調されたのは以下の点:
- AIを“下書き係”として使う
- 人間が最終チェックして“魂”を入れる
- 何度も“試行錯誤”することで良いコンテンツが生まれる
全体的な印象と「次のステップ」
正直、私は普段からこれらのツールを使っているため、内容としては初級レベルでした。ただ、参加者の多くは初めてJimdoやCanva、ChatGPTを触る方ばかりだったので、会場の空気はとても前向きで、質問も活発でした。
「これからチラシをつくって、展示会に出してみようかな」
「名刺をAIでつくってみたい!」
そんな声があちこちから聞こえてきました。
セミナーを終えて:私が思う“本当の使い方”
今回のセミナーでは、“作ること”に重点が置かれていましたが、私が考える本質的なポイントは以下の3つです:
- デジタルツールは「時間」を買う手段である
- AIは「考えない」道具ではなく「より考えるためのヒント」になる
- “作ること”より“届けること”の方が本当に大事
展示会で配るチラシを作ることはスタートにすぎず、そこから「誰に届いたか」「どう反応されたか」を記録して、次に活かす“改善”こそが小さな事業には大切です。














