【起業前の落とし穴】「特定創業支援等事業」の認定を受けなかった私が後悔している3つの理由

転職か、起業か


【起業前の落とし穴】「特定創業支援等事業」の認定を受けなかった私が後悔している3つの理由

はじめに:起業の準備は”登記”だけではない

「起業しよう」と思ったとき、多くの人が最初に考えるのは会社の設立登記名刺作成事業計画書づくりかもしれません。
しかし、私がたったひとつの行政手続きをしていなかったことで、今、大きく後悔しているのが…

「特定創業支援等事業」の認定を受けていなかったことです。

この認定があれば:

  • 登記の登録免許税が安くなる
  • 小規模事業者持続化補助金の「創業枠」が使える
  • 信用保証協会の保証枠が広がる

と、起業初年度のスタートダッシュが段違いになるのに、私は知らずにスルーしてしまいました。
この記事では、同じ後悔を他の起業家にさせないため、私の体験をふまえたリアルな注意点と対策をまとめます。


1. 「特定創業支援等事業」って何?──制度の概要をわかりやすく解説

起業予定者をサポートする市区町村の取り組み

「特定創業支援等事業」とは、地方自治体が商工会議所や認定支援機関と連携して行う創業支援プログラムのこと。
認定を受けるには以下のような4つの分野をカバーする講座を受講すればOKです:

  • 経営
  • 財務
  • 人材育成
  • 販路開拓

これらは各自治体の創業セミナーやeラーニング、個別相談などで対応しており、受講のハードルは驚くほど低いのです。


2. なぜ起業前に受けるべきだったのか──3つの大きなメリット

メリット① 登記費用(登録免許税)が軽減される!

株式会社なら最低15万円 → 約10万円に減額
合同会社なら6万円 → 約3万円に減額

つまり2〜5万円が手元に残る
創業初期のキャッシュがどれだけ貴重かは、起業して初めてわかります。


メリット② 「小規模事業者持続化補助金・創業枠」が使える

持続化補助金の「創業枠」は最大200万円の補助があり、しかも自己負担は3分の1

しかしこの枠を使うには**「特定創業支援等事業」の認定を受けていることが必須条件**。

私はこの制度の存在を知らずに、通常枠(50万円)にも申請できず、チャンスを棒に振ったことを今でも悔やんでいます。


メリット③ 信用保証協会からの融資支援が受けやすくなる

日本政策金融公庫だけでなく、自治体や保証協会からの融資でも有利になります。
たとえば、「無担保・無保証人での融資枠」が広がったり、金利の優遇措置を受けられたりします。


3. 私がなぜこの制度を見逃したのか──情報の壁と起業家の孤独

起業を思い立った時、私は本やネットでたくさんの情報を調べました。
でも、「登記」や「補助金」の話はあっても、「特定創業支援等事業」についてはほとんど出てこなかった

市役所や商工会議所のサイトにひっそり書いてあるだけ。
起業を急いでいた私は、こうした情報にまでたどり着けなかったのです。


4. では、どうすれば受けられるのか──手順とチェックポイント

Step 1:市区町村の創業支援ページを確認

「〇〇市 特定創業支援」で検索すると該当ページが出てきます。
内容をよく読み、どの事業が対象か・どう申し込むかを確認します。

Step 2:4つのテーマを満たす講習を受講

商工会議所が主催する創業塾や、連携機関のオンラインセミナーで代用できる場合も多いです。

Step 3:市区町村に申請して「認定証」をもらう

受講終了後、申請書を提出し、認定を受けるのがゴール
この認定証を持っていれば、補助金申請や登記軽減などで使えます。


5. これから起業する人へ──たった数時間の手間が、何十万円の差になる

「今さら受けても遅い…」そう思っていた私ですが、起業後でも一定の支援を受けられる自治体もあります
少なくとも、今後追加で法人を作るときや、支店を立ち上げるときには活用できます。

そして何より、これから起業する人にこの情報を届けたい。


おわりに:制度を使い倒すのも“経営力”のうち

起業は「アイデア」や「行動力」も大事ですが、
制度を知って賢く利用することも、大事なスキルです。

私のように、あとから後悔しないように。
**「特定創業支援等事業」**という制度、ぜひ知っておいてください。

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