いったん全部売って、また歩き出す —— 小さな損切りから始める長期投資の再出発

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いったん全部売って、また歩き出す —— 小さな損切りから始める長期投資の再出発

カテゴリ: ライフログ / マネー / 投資


リード(今日の気づき)

大した額ではない——それでも、株も債券も投資信託も、いったん全部売った。積み上げたポジションをゼロに戻すクリックは、想像以上に手が震えた。多くを損切りで手放したし、正直に言えば悔しさもある。けれど、損切りできずに持ち続け、結局その会社が倒産して紙切れになった経験が、背中を押した。「傷が浅いうちに手当てをする」。相場の外科手術みたいだけど、ようやく少しは成長したのかもしれない。

今回のリセットは敗走でも逃避でもない。未来の自分にとっての 学びの節目 であり、これからの長期投資を形にしていくための スタートラインの引き直し だ。少額でも、時間を味方にする投資をしたい。そのために、今日の決断と内省、そして具体的な行動計画をここに残しておく。

これは個人的な記録であり、特定の銘柄や金融商品の推奨ではありません。未来の自分への手紙として、いまの言葉で正直に書く。


目次

  1. 今日の決断:全部売った理由
  2. 「損切りできない病」を超えるまで
  3. 倒産から学んだ3つのこと
  4. リセットの実務手順(ログの取り方まで)
  5. これからの長期投資方針(5つの軸)
  6. 少額でも機能する設計図(自分用メモ)
  7. ルールと仕組み化:人間をシステムで支える
  8. メンタルと習慣:ぶれないための工夫
  9. 自問自答Q&A:怖さと期待に向き合う
  10. まとめ:また歩き出す
  11. 明日のToDo(最初の一歩)
  12. キーワード一覧

1. 今日の決断:全部売った理由

  • 過去のノイズを消すため:含み損・含み益の数字は、合理的な判断を邪魔する。ゼロベースで再設計するには、いったん音を消す必要があった。
  • 手元の現金感覚を取り戻すため:キャッシュの重みを感じ直し、次の一手の基準を整える。
  • 「損切りの筋肉」を鍛えるため:一度も使わない筋肉は、いざというとき動かない。使って、痛みを知って、回復の仕方を覚える。

相場に「正解」はない。けれど、悪手を続けない という選択は、たしかにある。今回の売却はそのためのスイッチだった。


2. 「損切りできない病」を超えるまで

損切りは、数字のゲームではなく 感情のゲーム だ。含み損は「自分の間違いの証拠」であり、売ることはそれを公式に認める儀式になる。だから指が止まる。

克服に役立ったのは、次の視点だった。

  1. 評価損は「過去の自分」に、将来の意思決定は「未来の自分」に属する。 片付けるべきは、部屋に残った不要物であって、自分の価値ではない。
  2. 損失回避の罠:1万円の損は1万円の得より痛く感じる。だからこそ、ルールで先に決めておく(後述)。
  3. 最悪の実体験:損切りを先送りして、倒産で0になった。これが「最大損は0」ではなく「0以下(時間・機会の喪失)」だと身で知った。

3. 倒産から学んだ3つのこと

  1. 「いつか戻る」は根拠にならない。 事業の競争優位が失われれば、株価は戻らない。チャートに祈っても、ビジネスは蘇らない。
  2. 集中は刃。 勝つときの破壊力はあるが、負けるときは致命傷になる。分散は「退屈さ」の代わりに「生存確率」をくれる。
  3. 記録が勇気を作る。 当時のメモは稚拙でも、振り返る材料になる。数字だけでなく、気分・根拠・ニュースのリンクまで残しておくと、未来の自分が助かる。

4. リセットの実務手順(ログの取り方まで)

今日やったことこれからの型 をセットで残す。

  • ① 全ポジションを整理:保有一覧をCSVに出力 → 売却 → 約定リストを保管。
  • ② 取引日記に記録:各銘柄について「買った理由」「売った理由」「得た学び」を3行で要約。感情のメモも残す。
  • ③ 手数料・税・配当の通算:今年の現金収支をざっくり把握(±の感覚を取り戻す)。
  • ④ 新ルールのドラフト:指値の癖、ニュース追いの癖など、自分の弱点を書き出して対処策を一対一で紐づける。
  • ⑤ 休むも投資:最低◯日間は新規エントリーをしないクールダウン。頭の火照りを冷ます期間を、意図的に設ける。

形式知化のポイント:「いつ」「何を」「どこに」 記録するかを固定する。例)月初に残高スクショ、週末にポートフォリオの偏りを確認、月末に自己採点(A/B/C)。


5. これからの長期投資方針(5つの軸)

目的(Why)設計(How) を切り分け、シンプルに保つ。

  1. 時間:最長の味方。積立の継続性を最優先資産とみなす。
  2. 分散:資産クラス(株・債券・現金・オルタナ)×地域×時間(定期・分割)で多層化。
  3. コスト:信託報酬・売買手数料を「確実なリターン」と捉え削る。迷ったら安い方。
  4. リスク許容度:最大ドローダウンの想定を先に書く(例:−20%は想定内、−30%で一時停止)。
  5. ルール:買い・売り・保有・再配分(リバランス)の基準を数式と文章で二重化。

6. 少額でも機能する設計図(自分用メモ)

前提:自分の余剰資金で、生活防衛資金は別口。ここに書く比率は「自分用の叩き台」。

月1万円のとき

  • 配分の例:株式インデックス 70% / 債券 20% / 現金 10%
  • 実行:毎月同日自動積立。もしボーナス月は+α、平時は無理をしない。
  • チェック:年2回だけ配分を見直す。それ以外の月は「見ない勇気」。

月3万円のとき

  • 配分の例:株式 60% / 債券 30% / 代替資産 10%
  • 実行:毎月分割(例:月3回×1万円)で時間分散。相場が荒れても機械的に積む。
  • リバランス条件:目標比率から±5%超えで調整。そうでなければ放置。

余白のルール(遊びの口)

  • サテライト枠 5% を認める(個別株・テーマなど)。これ以上は原則増やさない。
  • 勝っても負けても日記に根拠 を残す。勘の成績を可視化する。

7. ルールと仕組み化:人間をシステムで支える

  • 自動積立:人力の意思決定を通さない。最も賢いのは「忘れても続いている仕組み」。
  • 通知の最小化:プッシュ通知は原則オフ。毎週◯曜の夜にだけまとめて見る。
  • If-Thenプラン
    • If 市場が急落(前日比−◯%超)→ Then 画面を閉じ、翌朝にだけ所定額を積み増し。
    • If 含み益が◯%超 → Then 一部を現金化し、再バランス用キャッシュへ。
  • チェックリスト:買う前に5問(収益源は?コストは?代替は?最悪時は?自分の強みは活きる?)。

8. メンタルと習慣:ぶれないための工夫

  • 投資家/研究者/生活者 の3つの帽子をかぶり分ける。SNSで熱くなるのは「研究者」に限定、家計は「生活者」、売買は冷たい「投資家」。
  • 睡眠・運動・食事 をマーケットより優先する。体調は最大のアルファ。
  • 比較しない:他人の利益は自分の損ではない。自分のKPIは「続ける」「ルールを破らない」。

9. 自問自答Q&A:怖さと期待に向き合う

Q. いま全部売るのは、チャンスを逃していない?
A. 逃すチャンスもある。でも、悪い習慣を持ったまま勝つ確率 の方が低い。勝てる自分を作ってから、また獲りにいく。

Q. 少額の長期投資は意味がある?
A. ある。少額だからこそ、時間×継続 の倍率が効く。複利は額より習慣を選ぶ。

Q. 損切りの痛みはどうやって和らぐ?
A. 記録再現可能なルール。次に同じ場面に出会ったら、どの選択をするかを書いておく。


10. まとめ:また歩き出す

全部売るのは、気持ちよくはない。でも、空になった引き出しに、新しい設計図をしまえる。過去の最悪から学んだことを、未来の最善に変える。そのために、小さく損切りし、長く育てる。焦らず、欲張らず、退屈を愛そう。

今日の一行:「やり直せる人が、いちばん強い」


11. 明日のToDo(最初の一歩)

  • 証券口座の自動積立設定を再構築(銘柄と比率はシンプルに)。
  • 取引日記のテンプレートを1枚作る(今日の出来事/根拠/感情/次の一手)。
  • 生活防衛資金の残高確認と、口座を分けて見えやすくする。

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