アマゾンセラーで失敗した私へ ― 在庫を引き上げたその判断は「間違い」ではない
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はじめに|「うまくいかなかった」という事実に押し潰されそうなあなたへ
アマゾンセラーとして販売を始めた。
夢もあった。期待もあった。
「これで何かを変えられるかもしれない」と思っていたはずだ。
けれど現実は、
- 売上が伸びない
- 広告費やFBA手数料が重くのしかかる
- 固定費が回らない
- 在庫が減らない
- そして、在庫を引き上げる決断
…その結果、「失敗した」という言葉だけが心に残った。
「こんな失敗をしてても良いのかな」
その問いを持てるあなたは、すでに次のステージの入口に立っています。
結論から言うと|その失敗は「悪」ではない
はっきり言います。
在庫を引き上げた判断は、逃げでも負けでもありません。
むしろそれは、
- 状況を冷静に見た
- 感情ではなく数字を見た
- これ以上の損失を止めた
という経営判断です。
ビジネスにおいて、
「続ける勇気」よりも
「やめる勇気」の方が、実は何倍も難しい。
あなたはそれをやった。
なぜアマゾンセラーは「失敗体験」になりやすいのか
① 初期コストと固定費が想像以上に重い
FBA手数料、保管料、広告費。
特に売れない期間ほど、固定費は静かに体力を奪っていきます。
多くの人が
「売れ始めたら回収できる」
という未来の成功前提で走り出し、
現実とのギャップで苦しみます。
② 「商品が悪い」のか「設計が悪い」のかが見えにくい
- 商品自体に需要がなかったのか
- 価格設定が間違っていたのか
- 競合リサーチが甘かったのか
- 広告運用の知識が足りなかったのか
アマゾンは失敗原因が複合的で、
一度つまずくと、何が悪いのか分からなくなる。
それはあなたの能力不足ではなく、
構造的に難しい市場だからです。
在庫を引き上げた瞬間に感じた「敗北感」の正体
多くの人がこの瞬間、こう思います。
「もう戻れない気がする」
「時間もお金も無駄にした」
「自分には向いてなかった」
でも、冷静に考えてみてください。
✔ 本当に無駄だったでしょうか?
- 商品開発を経験した
- 仕入れ・物流・在庫管理を理解した
- ECの数字の動きを体感した
- 「やってみないと分からない現実」を知った
これは、机上の空論では絶対に得られない経験です。
失敗を「資産」に変える人の思考法
1. 失敗=自分の価値、にしない
ビジネスの失敗は
人格否定でも、人生評価でもありません。
「今回は、このモデルが合わなかった」
ただそれだけ。
2. “撤退”を“戦略変更”と呼び直す
在庫を引き上げた=終了
ではありません。
- 販路を変える
- 売り方を変える
- ビジネスモデルを変える
戦い方を変えただけです。
3. 同じ場所で、同じやり方で、もう一度やらなくていい
アマゾンで失敗したからといって、
EC全体が向いていないわけじゃない。
- BASEやShopify
- 無在庫モデル
- 情報×物販
- コンテンツ販売
選択肢は、山ほどあります。
「続けた人」だけが成功しているわけじゃない
世の中には、
「諦めなかった人が成功した」
というストーリーが溢れています。
でも真実はこうです。
「見切りをつけるのが上手い人」ほど、長期的に勝つ
赤字を垂れ流しながら続けることは、美徳ではありません。
それは、ただの消耗です。
この失敗のあと、あなたが取れる“次の一手”
✔ すぐに立ち直らなくていい
まずは疲れを認めること。
✔ 数字を振り返る(感情抜きで)
どこで詰んだのか、紙に書き出す。
✔ 「もう一度やるなら、何を変えるか」だけ考える
過去を責めず、未来に使う。
最後に|この失敗をしたあなたへ
「失敗しても良いのかな」
その問いの答えは、もう出ています。
良い。
むしろ、必要だった。
挑戦しなかった人には、
この痛みも、学びも、次の選択肢もありません。
あなたは、
一度フィールドに立ち、
転び、
それでも考えている。
それだけで、もう十分前に進んでいます。
