トランプ関税の余波を実感——届かなかった荷物と、中小企業のリアル

変わってるのかな


トランプ関税の余波を実感——届かなかった荷物と、中小企業のリアル

2025年4月2日、アメリカ前大統領トランプ氏が大規模な追加関税の発表を行った。あのニュースを聞いたとき、正直「またか」と他人事のように感じていた。しかし、その一言が、自分の事業にここまで影響するとは思わなかった。

📦 予定から2ヶ月遅れで届いた仕入れ品

私はEC事業者として、主に海外の製品を仕入れて販売している。今回、特に人気だった新商品をアメリカ経由で調達していたが、トランプ関税の影響で「発送済み」の通知が出てから、商品は倉庫に届かないまま2ヶ月が経過した。

メールは何度も交わした。現地の物流業者も、税関も、「関税の再確認中」「通関手続きの遅延」というテンプレート回答しかよこさなかった。気がつけば、納期遅延のお知らせを顧客に出すのが私の日課となり、同時に売上は止まり、広告費だけが積み重なっていく

そんな状況が続いた末、ようやく昨日、遅れていた荷物が届いた。いつもより少し汚れたダンボールを見て、思わず「来てくれてありがとう」と呟いてしまった。たかが物販、されど物販。物流の遅延が、これほど心に重く響いたことはない。


🌐 世界は一言で動く。中小企業にとっての“国際政治リスク”

今回の件で、私は“アメリカの一声”がどれほど世界経済に影響を与えるかを実感した。特に越境ECに携わる者にとって、政治はもはや無関係ではいられない。中小企業経営者が世界情勢を読み解く必要性は、年々高まっていると感じる。

関税ひとつで商流は止まり、顧客からの信頼も揺らぐ。あらためて思うのは、「今までが平和すぎた」のだということ。サプライチェーンがスムーズに動いていた日々は、実は“奇跡”に近いのかもしれない。


🧠 私がとった対応と、今後のリスク対策

このトラブルを経て、私は以下のような対応を進めている:

  • 国内メーカーとの取引強化:コストは高くても納期の安定性は買えない。
  • 代替輸送ルートの確保:アメリカ経由だけでなく、アジア経由の物流パートナーも模索。
  • 政治リスクのモニタリング:経済ニュース、特に米中関係の動向を毎日チェックするようになった。
  • 顧客へのリアルタイムな情報発信:Instagramとメールを使い、納期や在庫情報を“誠実に”共有する。

何よりも重要だと感じたのは、「待ってもらえる関係性」を普段から作っておくこと。売り手として、顧客との信頼関係があれば、危機のときも“誠意”で乗り越えられるのだと実感した。


🔚 中小企業に必要なのは、“世界を読む力”

トランプ氏が言ったこと、それ自体に賛否はある。でも確実に言えるのは、中小企業でも世界の風に巻き込まれる時代になっているということ。

政治や外交、経済といった“大きな話”が、ある日突然、自分の売上や在庫に直結する時代。

「どうせ無関係」「うちは関係ない」と考えていたら、次の波で飲み込まれてしまうかもしれない。

今回の経験は、私にとって**“政治は生活である”という現実**を突きつけてくれた。これから起業を目指す人、すでに走っている事業者にとっても、ひとつの教訓になればと思い、この記事を残しておきたい。

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