マーケティングセミナーに参加してきた。
(導入)
心理で動く消費者に理屈で接してはならない。
経済活動の大切な要素は、どれも精神世界の領域にある。(ドラッガー)
マーケティングにおいて、企業は決して「消費者の奴隷」になってはダメです。
行動の起点になっている「基本的4大衝動」
人間の基本的衝動は、4つ。それだけで、ほぼすべての行動や心理を説明できる。
生き残りや頻繁に有利だったことで、強化され続けた。
①獲得衝動
人は価値ある対象を求めずにはいられない。
②防衛衝動(防止指向)
防衛衝動は遺伝子の生存に不可欠な要素として、獲得衝動に先立って一番初めに発達した。
防衛衝動の最大の負の側面は、戦争である。
③親和衝動
敵・見方を一瞬で峻別する能力
④学習騒動
ものごとを知り、理解し、信じられることを持ちたいという衝動
1.これ買いたい!という気持ちを無意識に生む衝動
①プロスペクト理論
A.100万円が確実に手に入る(日本人の7割か、8割)
B.コインを投げて表なら200万円、裏なら0円(中国では多い)
何かを得ることよりも、それと同等の価値を失うのが怖い。
200万円も触らせると、Bを選択する人が増える。
人はリアリティを感じると、自然と高評価する。
目の前に突き付けられる、掌からこぼれる
例えば、価値を直感的に理解できることも、価値・満足感を高める”リアリティ”
綾鷹:にごりで可視化
丸亀製麺:店内入り口でうどん打ち実演
花王 ソフィーナ プリマウイスタ:マイナス5歳肌
その場にいるかのようなライブ感
シンプルな対立軸で価値を浮き彫りにする
生=新鮮
保険:ネットは安い 他は高い
デザイン家電:機能性+デザイン 機能性かデザインは欠けている
フレーミング理論
A.成功する確率は7割
B.成功しない確率は3割
人はポジティブを感じると自然に評価する。
ネガティブを感じると、無意識に避けようとしがち。
消費者をともかく明るい気持ちにさせる
赤:暖色系の代表
黄:ハロー効果を与える色
自分との肯定的な類似性・共通性を感じてもらう
メンバーシップ・マーケティング
ナイキ +RUN CLUB
支払いの非現金化やサブスク導入も価値・満足感を高めるポジティブ
現金の支払いは神経の痛みを生じる
サブスクリプション・マーケティング(最初1回きりの申し込み)
MONEYの語源は「忠告」
リアリティの法則×ポジティブの法則
分かりにくい講義内容であったが、社会心理学を用いて、マーケティングを行うと有効である。
社会心理学からのアプローチは様々あることが、分かった。