管理者の皆さんに、年度末で自分が辞職することを説明した。シーンと静まり返ったが、予定したセリフ通りにしゃべった。57歳になった年度末に辞職するのは、ある意味、会社が若返るための、会社都合の施策にそのまま乗っただけだ。
このまま会社に残ることもできたが、金銭面では安定はしているものの、何のための人生なのかと、自問自答してしまう。
グループ会社の社長になった人は、私が会社を辞職するだろうと予測していた。帰属意識の薄まりを感じたのかもしれない。
実は、私はわくわくしている。いろんな可能性があるので、早めにいろんなチャレンジをしたい。海外を見て、見分を広めたい。アメリカにも中国にも、ヨーロッパにも行きたい。
政経塾のようなところで勉強もしてみたい。大学院にも行ってみたい。会社を作りたい。自分のビジネスを持ちたい。動かないといけないと感じている。会社の中で、ぬるま湯につかっていたので、すっかりゆでガエルだ。いろんな失敗を早くしないと、成長できない。老人の域に入っているものの、老いるスピードと成長するスピードの勝負だ。
早く、もっと学びたい。チャレンジしたい。この気持ちを、会社にいる人には伝わっているのだろうか。多分会社に残る方が安定をしている。ある程度、老後の備えをしても、それでもまだ、皆は安定を望んでいる。仕方ない。価値観の違いだ。
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