役員報酬カットからの逆襲:9月末の債務超過を絶対に避ける“35日”実行計画

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役員報酬カットからの逆襲:9月末の債務超過を絶対に避ける“35日”実行計画

カテゴリ:経営/資金繰り/中小企業/ターンアラウンド/メンタルマネジメント

日付:2025年8月26日(火) Asia/Tokyo


  1. イントロ:小さな会社の、静かな非常ベル
  2. まずは“現在地”を正確にする:PL/BS/CFの3点測位
    1. 1. 13週(今回は5〜6週)キャッシュ予測を即日作る
    2. 2. 売掛・買掛・在庫の棚卸し
    3. 3. 9月末の純資産試算(暫定BS)
  3. 48時間タスク:キャッシュの“インを早め、アウトを遅らせ、資本を守る”
    1. A. 入金を早める(フロント)
    2. B. 出金を遅らせる(バック)
    3. C. BSを軽くする(資産サイド)
    4. D. 9月末の“資本”を守る(要専門家)
  4. 7日で売上を作る:“確度の高い短距離走”に集中
    1. 1. 既存顧客からの拡張が最短
    2. 2. 「すぐ決まる案件」の“最後の一押し”
    3. 3. 反響獲得のミニキャンペーン
    4. 4. 営業稼働の“筋肉化”
  5. 9月末の債務超過“回避策”——財務のレバーを正しく使う(注意:専門家へ要相談)
  6. 35日ロードマップ:今日から9/30までの“週次スプリント”
    1. Week 0(8/26〜8/28)——地図作りと初動
    2. Week 1(8/29〜9/4)——キャッシュ確保の“壁”を突破
    3. Week 2(9/5〜9/11)——売上の“瞬発力”を作る
    4. Week 3(9/12〜9/18)——資本を厚くする交渉を並走
    5. Week 4(9/19〜9/25)——計数の“固定化”と最後の追い込み
    6. Week 5(9/26〜9/30)——着地の最適化
  7. 実務テンプレ集(コピペOK)
    1. 1. 督促メール(期日当日〜翌日)
    2. 2. 仕入先サイト延長のお願い(誠実版)
    3. 3. 年払い(前受)オファー案内
  8. デイリーKPIと可視化ボード
  9. チームの心を折らない:リーダーとしてやるべき3つ
  10. よくある落とし穴(避けるためのメモ)
  11. まとめ:生き延びる力は、設計と反復から生まれる
    1. 免責

イントロ:小さな会社の、静かな非常ベル

「小さい会社だが、早速行き詰まり、役員報酬を大幅に減額せざるを得ない。売上が上がらないから、仕方ない。どう対処するか追い詰められている。9月末決算を債務超過にしたくない。」——これは、今日の私の現実だ。紙の上では冷静に見えるかもしれないが、現場は生々しい。口座残高の数字は正直で、支払いサイトは待ってはくれない。だが、まだゲームオーバーではない。今から“35日”でできることがある。

このエントリは、債務超過回避キャッシュの延命・増強に特化した、徹底的に実務的な行動計画。精神論は最小限、現金イン・現金アウト・資本の厚み、の3点に絞って走り切る。


まずは“現在地”を正確にする:PL/BS/CFの3点測位

1. 13週(今回は5〜6週)キャッシュ予測を即日作る

  • 期間:8/26〜9/30(日割りでもOK)
  • 粒度:日次(最低でも営業日単位)
  • カラム例:日付/期首残高/入金見込み(確度A/B/C)/出金(固定・変動・イレギュラー)/日末残高ミニマムキャッシュライン(最低維持額)
  • 出来上がったら「今のまま」と「打ち手適用後」の2系統で並走管理。

2. 売掛・買掛・在庫の棚卸し

  • 売掛金:期日超過の一覧化、担当者・取引先・金額・最終接触日を1枚に。20万円未満も合算で“束ね回収”を狙う。
  • 買掛金:サイト延長余地、分割の可否、支払い優先順位(供給停止リスク高→中→低)を明確化。
  • 在庫:滞留(回転90日超)にマーク。粗利率<現金化速度のものは、利益よりキャッシュを優先。

3. 9月末の純資産試算(暫定BS)

  • 試算BSテンプレ:
    • 資産:現預金/売掛金/在庫/前払費用/その他
    • 負債:買掛金/未払費用/借入金(短・長)/未払税金等
    • 純資産:資本金等/利益剰余金(当期損益反映)
  • 当期損益の見込みを保守的に置く(売上×確度−確定原価−固定費)。
  • ここで純資産がマイナスに落ちるライン(損益いくらで赤転?)を具体化。

地図があっても航海しなければ着かない。だが、地図がなければ確実に座礁する。ここまでを本日中に終わらせる。


48時間タスク:キャッシュの“インを早め、アウトを遅らせ、資本を守る”

A. 入金を早める(フロント)

  1. 即日請求:納品・役務提供済は当日発行。締め待ちを捨てる。
  2. 早期入金インセンティブ:2%の早期割引(30日→即日/3日)。粗利を削ってでも現金の時間価値を優先。
  3. 前受金の提案:保守・サポート・定期便は年払い/半期払いの選択肢を提示。小型プランでも良い。
  4. ミニファクタリング:高粗利・低トラブル先の売掛を部分活用(手数料上限を自分で設定、反社チェック厳守)。
  5. 退蔵在庫の現金化:B品・デモ機・旧仕様はまとめ売り。利益よりキャッシュ優先で放出。

B. 出金を遅らせる(バック)

  1. 仕入先サイト延長交渉:誠実に事実を伝え、一時的な7〜15日の延長を依頼。代替案として週割り分割も用意。
  2. 家賃・共益費の減免交渉:短期の5〜10%減免or据置。代替として原状回復条項の明確化を差し出す。
  3. 返済条件変更(リスケ)準備:直近6ヶ月の入出金表・売上推移・再建計画(本記事の30日計画)を1ファイルに。
  4. 固定費の即時棚卸し:未使用SaaS/広告/サブスクリプションの停止、携帯・回線のプラン見直し。
  5. 役員報酬減額の徹底:既に実行済。従業員の安心を守るため、まず経営陣が血を流す。

C. BSを軽くする(資産サイド)

  • 不要資産売却:遊休PC・什器・車両。帳簿価額と市場価額を見て即決。
  • 小口在庫の寄付・廃棄:保管費>回収可能額のものは躊躇しない(税務は専門家に相談)。

D. 9月末の“資本”を守る(要専門家)

  • DES(Debt Equity Swap):役員借入金の一部を資本へ振替。株主構成・議決手続に注意。
  • 資本性ローン等:条件を満たせば資本とみなされる性質の資金を導入。金融機関との対話材料に。
  • 増資(第三者割当含む):少額でも純資産のマイナス回避に効く。将来の希薄化とトレードオフ。

48時間の目的は「時間を買う」。この2日で、9月末までの呼吸スペースを作る。


7日で売上を作る:“確度の高い短距離走”に集中

1. 既存顧客からの拡張が最短

  • RFMでA/B顧客を抽出(直近購入・頻度・金額)。
  • アップセル:メイン商品のプレミアム化(サポート延長、保証強化、優先対応)。
  • クロスセル:関連消耗品/導入支援/運用代行の“抱き合わせパック”。
  • 年払いキャンペーン:今週だけの価格据置+2ヶ月分特典

2. 「すぐ決まる案件」の“最後の一押し”

  • “迷っている理由”の先回りFAQをメール3通で一気に解消。(事例/費用対効果/導入負担)
  • 限定20枠の短納期スロット販売:納品時期の確約に価値を置く層を狙う。
  • 見積の有効期限を短縮:3営業日。期限前日に電話→メールで丁寧にクロージング。

3. 反響獲得のミニキャンペーン

  • 既存顧客紹介インセンティブ:紹介元に次回5%オフ券、またはサポート延長。
  • リマーケ広告だけに絞る:新規配信はやめ、離脱者の呼び戻しに集中。
  • 創業者の手紙(1,000〜1,500字):誠実さと約束、今後の改善、顧客にとってのメリットだけを書く。

4. 営業稼働の“筋肉化”

  • 日次KPI:架電数→有効会話→MTG→見積→受注。各段階のコンバージョンをホワイトボードに可視化。
  • スクリプト
    • 開始:「○○様、以前お見積りした△△の改善案を1つだけ。3分だけ頂けますか?」
    • クロージング:「今週中に決めて頂けるなら、無償で初期セットアップを付けます。納期は○日確約です。」

9月末の債務超過“回避策”——財務のレバーを正しく使う(注意:専門家へ要相談)

  1. 一時的増資の活用
    • 少額でも純資産の赤転回避に直結。家族・役員・友好的第三者に限定し、議事録・払込証明を整える。
  2. DES(負債の資本化)
    • 役員や関係会社からの借入金を資本へ振替。評価・手続は慎重に。議決権割合の変動に注意。
  3. 資本性ローン等の導入
    • 財務指標上資本とみなせる性格の資金。条件適合性と金融機関との信頼関係が鍵。
  4. 減資・資本準備金の組替
    • 欠損てん補を目的にバランスシートを再構成。公告・債権者保護手続など法的手順を厳守。
  5. 会計方針の適切な見直し
    • 減価償却法・耐用年数・引当金などの合理的な変更で、将来と整合させる(恣意性を避ける)。

いずれも“帳尻合わせ”ではなく、事業の持続性を高めるための設計変更であることを忘れない。税務・法務・会計士へ必ず事前相談。


35日ロードマップ:今日から9/30までの“週次スプリント”

Week 0(8/26〜8/28)——地図作りと初動

  • 13週(5週)キャッシュ予測完成/売掛・買掛・在庫の棚卸し
  • 請求即日化、督促テンプレ配布、前受プラン資料作成
  • 仕入先・家主・金融機関へ誠実な現状説明のアポイント設定
  • ミニファクタリング候補3社の手数料・条件比較

Week 1(8/29〜9/4)——キャッシュ確保の“壁”を突破

  • 早期入金割引の全顧客配信→電話でフォロー
  • サイト延長・分割の一次交渉(優先順位:供給停止リスク高から)
  • 不要資産リストの売却開始(即決価格を設定)
  • 年払いキャンペーンのLP/案内文公開、既存顧客への個別提案

Week 2(9/5〜9/11)——売上の“瞬発力”を作る

  • 短納期枠の販売開始(限定数、納期確約)
  • アップセル・クロスセルのパッケージ化→メール3通シーケンス稼働
  • 返済条件変更(リスケ)必要なら正式打診、提出資料を整える

Week 3(9/12〜9/18)——資本を厚くする交渉を並走

  • DES・増資の検討と関係者打診、タームシート草案作成
  • 資本性ローン等の可能性打診、金融機関ミーティング
  • リマーケ広告のみ継続、CACが合わない媒体は停止

Week 4(9/19〜9/25)——計数の“固定化”と最後の追い込み

  • 9月末BSの暫定版を更新、赤転ラインを再計算
  • 期末までの確定入金を最大化(督促・前倒し・前受)
  • 仕入先・家主に今期の着地見込みを共有、翌期の取引継続を明確に

Week 5(9/26〜9/30)——着地の最適化

  • 前受・年払いの駆け込み最終日(9/30まで
  • DES・増資・資本性ローン等、手続の最終化(できる範囲で)
  • 10/1以降のキャッシュプランと受注計画の宣言(社内外)

実務テンプレ集(コピペOK)

1. 督促メール(期日当日〜翌日)

件名:ご請求書のご入金確認のお願い(○○社様/請求No.1234)

○○社 △△様 いつもお世話になっております。□□の××です。 本日(または昨日)がお支払期日の下記請求書について、念のためご確認のお願いです。

  • 金額:¥◯◯◯,◯◯◯
  • 期日:YYYY/MM/DD
  • 振込先:△△銀行 支店名 普通 1234567 口座名義:カ)□□ ご入金予定日をご教示頂けますと幸いです。もしご事情ございましたら、分割等のご相談も可能です。 何卒よろしくお願いいたします。

2. 仕入先サイト延長のお願い(誠実版)

件名:お支払い条件の一時的なご相談(○○社→□□社)

□□社 ご担当者様 平素より大変お世話になっております。○○社の××です。 業績回復に向けた計画を実行中ですが、9月末までの資金繰りを安定化させるため、一時的に7〜15日のサイト延長(または週割り分割)をご相談させてください。誠実に履行いたします。計画資料を添付いたしますのでご査収ください。 ご検討のほど、何卒よろしくお願いいたします。

3. 年払い(前受)オファー案内

件名:【今週限定】年払いで2ヶ月分お得+優先サポートを無償で

○○様 いつもご利用ありがとうございます。今週限定で、年払いプランにお切り替え頂くと実質2ヶ月分お得、さらに優先サポートを無償でお付けします。現プランからの差額は日割り精算いたします。詳細は下記URLよりご確認ください。


デイリーKPIと可視化ボード

  • 現金残高(今日時点)ミニマムライン(要注視)
  • 今週の確定入金額未回収額(期日超過)
  • 新規商談数見積数受注数(ファネル)
  • 平均受注単価粗利率
  • 出金の延期・削減額(週間)
  • 今週の純資産着地試算(改善/悪化の要因メモ)

ホワイトボードに大きく数字を書き、毎朝10分の全体朝会で確認。数字の公開は不安の共有ではなく、状況の共有だと伝える。


チームの心を折らない:リーダーとしてやるべき3つ

  1. 先に自分が痛みを引き受ける:役員報酬カットは、単なる費用削減ではなくメッセージ。次にやるのは、現状と計画を誠実に語ること。
  2. “できること”が増える会議しか開かない:終わった後に誰が・いつまでに・何をが増えているかで評価。
  3. 成功の定義を短縮する:今週の成功は「未回収30%削減」「年払い10件」など、1週間で測れるゴールに置き換える。

よくある落とし穴(避けるためのメモ)

  • 売上至上主義で赤字受注を増やす:粗利がマイナスの案件はキャッシュも減る。
  • “お願い営業”だけに頼る:価値の再定義とオファー設計が先。値引だけは最後の最後。
  • 在庫の“塩漬け”:回転が止まった在庫は値下げ→現金化へ。
  • 会計処理の恣意性:短期の見た目を追って中長期の信頼を失うのが最悪。専門家と相談

まとめ:生き延びる力は、設計と反復から生まれる

崖っぷちに追い詰められると、視界が狭くなる。だが、やるべきことは単純だ。入金を早め、出金を遅らせ、BSを軽くし、資本を守る。 そして、短期で売上を作るためのオファーを磨き続ける。

9月30日は“締切”であると同時に“反転ポイント”にもできる。今日、まず13週(5週)表を作り、電話を一本かけ、メールを一通送り、1件の年払いを決める。そこから会社は動き出す。


免責

本記事は一般的な情報提供を目的としています。具体の会計処理・法的手続・税務判断は、必ず有資格の専門家にご相談ください。

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