
朝の癒し、心にしみるドラマ──NHK朝ドラ『あんぱん』に恋をして
カテゴリ:テレビ・ドラマ/ライフスタイル/感動体験
はじめに──久しぶりに出会った「沁みる」ドラマ
最近、NHKの朝ドラ『あんぱん』に心を奪われてしまっている。正直に言って、年甲斐もなく恋に落ちたかもしれない──そう思ってしまうほど、心に響く作品だ。
主人公・朝田のぶを演じる今田美桜さんの表現力には毎朝、心を動かされる。素直で、優しく、誰かの隣にそっと寄り添うような演技は、視聴者一人ひとりの心をやわらかく包み込んでくれる。
そして、彼女を支える北村匠海さん演じる嵩(たかし)先生の存在。遅咲きで、少し不器用だけれど誠実で温かい。そんな彼の姿に、「こんな人がいてくれたら」と思わせる安心感を覚える。
この作品には、いわゆる“嫌なやつ”が一人も出てこない。それなのにドラマとしてしっかり成立していて、むしろそこに強く惹かれてしまう自分がいる。
『あんぱん』とは──やなせたかし夫妻の人生をもとにした物語
2025年3月からスタートした朝ドラ『あんぱん』は、「アンパンマン」の作者・やなせたかしさんとその妻・小松暢さんの人生をもとにしたフィクション作品だ。
脚本を担当するのは、中園ミホさん。朝ドラらしい波乱万丈の人生を描きながら、根底には“優しさ”や“人間の善意”が脈打っている。
主人公の「のぶ」は戦争を乗り越え、地方紙の記者として働き、絵本作家としても夢を追い続ける。一見、地味な日常の中で光る希望と、粘り強さに満ちた人生が描かれている。
演技が光る──今田美桜さんと北村匠海さんの化学反応
今田美桜さんは、のぶというキャラクターを「静かなる情熱」をもって演じている。彼女のセリフひとつひとつが、まるで詩のように沁みてくる。
「何者にもなれない」というのぶの葛藤が、今の自分にも重なる瞬間がある。
また、北村匠海さん演じる嵩(たかし)も、控えめながら深い情を感じさせる存在として際立っている。
役者としての相性が抜群で、互いの良さを引き立てあうその演技には、毎朝テレビ越しに心からの拍手を送りたくなる。
高知の新聞社時代──人間関係の美しさ
物語序盤、高知の新聞社での生活も印象的だった。
同僚だった女性記者がとにかく魅力的で、面白くて、そしてとても「いい人」。強くてしなやかで、のぶのことをさりげなく支える。
そう、「嫌な人」が一人も登場しない。
それなのに、なぜこんなに惹き込まれるのか。
それは、誰もが「人を想って生きている」からだ。葛藤もあれば、悩みもある。でも、それをぶつけるのではなく、互いに寄り添い合って前に進む。そんな世界に、心が救われる。
朝の15分が、一日の支えになる
このドラマを観るのは、出勤前の朝8時。
時間的にも慌ただしい中、たった15分のこのドラマが、心に静かな火を灯してくれる。毎日が少しずつ違って見えてくる。そんな力が、この作品にはある。
「今日も頑張ろう」と思える朝をくれる『あんぱん』。
チームあんぱんへの感謝を込めて
ドラマを作ってくれた全ての人たちへ。脚本、演出、美術、音楽、そして俳優たち。
あなたたちの仕事が、確かに今、視聴者の心に届いています。
あたたかくて、優しくて、どこか懐かしくて、未来に希望が持てる。
そんな作品に出会えたことに、心から感謝します。
そして座長の今田美桜さんさりがとう。
















