訪日ベジタリアン・ヴィーガン対応のため、フードダイバシティ株式会社の講演を聞いてきました。
背景には、大阪・関西万博でアジア各国から宗教を配慮した食事提供の要望あり。(ハラール対応)
大阪・関西万博で、日本食レストランは、世界標準の対応を要望される。
①ベジタリアン・ヴィーガン対応
②ハラール対応
③グルテンフリー
④その他アレルギー対応
以上は、飲食店に求められる要望だ。
ベジタリアンだけでも、訪日外国人の5%以上の人がいて、更に増加をしている。
講演の中で学んだ大きな点は、2点
・ベジタリアン、ヴィーガン、ハラール、グルテンフリーの、その他アレルギー対応については、共通点に注目してメニューを用意しておくこと。最も共通点の多い、ヴィーガン対応を標準にしておき、そこから内容を変更させていくこと。ハラール対応の方も、メニュが無ければ、ヴィーガンを探し、豚肉を別オプションにすることによって、対応が可能であると理解できた。
・ベジタリアンやヴィーガンは、コンタミネーション(混入)を回避するために、①調理場を分けること②国際認証を取得することを求めているが、現実的ではない。現実的には、コンタミネーションを回避するための厨房での工夫を決め、守り、コミットメントし、HPなどで公開することが、大事だと思った。飲食店側から、ポリシーを提示し、訪日ベジタリアン・ヴィーガンに判断してもらうのが、一番相互理解できる方法だと思った。
大阪・関西万博2025が始まるまでには、サスティナビリティへの配慮や食の多様性の国際標準に対応しておく必要がある。
一つだけ悩んだのが、ベジタリアン・ヴィーガンは日本に来たらお寿司を食べたいとおっしゃっているが、どうすれば良いのか、食材の変更方法が悩ましい。
私を含め、アレルギーを持つ多くの方が、大阪・関西万博を楽しめるように、しっかり取り組みをしていきたい。