開業1年目の私がFreeeで決算&申告を完全オンラインで完了した日──国税から市町村税まで“紙ゼロ”の挑戦
📂カテゴリー
起業 / ライフスタイル / ビジネス / フリーランス / テクノロジー
🧭構成
- はじめに:「初めての決算」という壁
- Freeeとの出会い──“数字アレルギー”の私でもできた理由
- 決算・申告をすべて遠隔で終わらせた流れ
- 国税、都道府県民税、市町村税──全部オンラインで完了
- 初年度ならではの戸惑いと、学び
- 終わった瞬間に感じた「解放」と「次のステージ」
- おわりに:数字の先にある、自分らしい働き方へ
✍️本文(約5,500字)
1. はじめに:「初めての決算」という壁
昨日、すべての申告が終わった。
国税、都道府県民税、市町村税──すべてをFreeeを使ってオンラインで電子申告。
そして、それが私にとって人生で初めての決算だった。
正直、最初は「決算」なんて聞くだけで怖かった。
帳簿?仕訳?減価償却?……専門用語の山に圧倒されそうだった。
でも、やってみたら、意外にも“人間らしい”体験だった。
なぜなら、数字を整理することは、自分の一年を振り返ることだから。
そして、クラウドの力が、それを支えてくれた。
2. Freeeとの出会い──“数字アレルギー”の私でもできた理由
開業1年目。
右も左もわからないまま、仕事に夢中で走り続けた。
領収書は増える一方、通帳の動きも追いつかない。
年が明けて、「そろそろ決算を…」と考えた瞬間、手が止まった。
そこで出会ったのがクラウド会計ソフトFreee。
直感的なUI、AIによる自動仕訳、銀行・クレカとの連携。
数字が苦手な私でも、「これならできるかも」と思えた。
最初の設定は少し緊張したけど、
“決算ナビ”機能に従って進めると、まるで家庭教師が隣にいるような安心感。
「青色申告決算書、作成を開始しますか?」
その一言で、私の初めての決算が動き始めた。
3. 決算・申告をすべて遠隔で終わらせた流れ
ここからは、私が実際に行ったステップを簡単にまとめておく。
これから初めて決算を迎える人に、きっと役立つと思う。
- 取引データの整理
銀行口座・クレジットカード・PayPalなどをFreeeに連携。
自動で1年分の取引が一覧化され、AIが勘定科目を提案してくれる。 - 経費の分類・修正
AIが迷った取引だけ手動で修正。
迷ったときはFreeeの「仕訳ヘルプ」が本当に役立った。 - 決算書の作成
「決算書を作成」ボタンをクリック。
画面の質問に答えるだけで、貸借対照表・損益計算書が自動生成。 - 確定申告書類の作成
青色申告決算書と連動して、自動で確定申告書が完成。 - 電子申告(e-Tax連携)
マイナンバーカードでログイン。
国税→都道府県民税→市町村税の順に、すべて電子送信。
ここまで、税務署にも区役所にも一度も行かずに完了。
まさに、クラウド時代の“デジタル決算”。
4. 国税、都道府県民税、市町村税──全部オンラインで完了
これが一番感動した瞬間だった。
「送信完了」の文字。
小さく「申告データを受け付けました」と表示される。
それだけで、肩の力が抜けた。
今まで「申告=書類を持って税務署に行くもの」という固定観念があった。
でも、今はPCの画面の中で、それが全部終わる。
しかも、控えのPDFまで自動保存。
バックアップもクラウドに残る。
紙の束も、ファイルも、封筒もいらない。
このとき、心の底から思った。
“働き方の自由”は、テクノロジーによって支えられている。
5. 初年度ならではの戸惑いと、学び
もちろん、すべてがスムーズだったわけではない。
初年度だからこそ、迷いも多かった。
- 「開業費」はどこまで経費に入れていいの?
- 「減価償却資産」はどう登録すれば?
- 「事業主貸」「事業主借」の違いって何?
そのたびにFreeeのヘルプと、ネットの知恵を借りた。
でも不思議と、怖さはなかった。
“わからない”をその場で解決できる環境があったからだ。
そして気づいた。
数字を理解することは、自分の仕事の構造を理解することだ。
「どこにお金が流れているのか」「何が成果を生んでいるのか」。
それが見えるようになると、経営が少しだけ“面白く”感じられた。
6. 終わった瞬間に感じた「解放」と「次のステージ」
昨日、すべての送信を終えたあと。
コーヒーを淹れ、机に座って、ただ静かに画面を見つめていた。
「これで、本当に一年が終わったんだな。」
初めての決算は、ただの事務作業じゃなかった。
それは、自分が事業主として「一区切り」を迎えたという、小さな儀式だった。
そして思った。
また次の一年、より良く数字を作れるように。
この経験が、自分の“働き方の自立”への第一歩だったのかもしれない。
7. おわりに:数字の先にある、自分らしい働き方へ
起業1年目。
わからないことばかりの中で、それでも進み続けた。
そして昨日、Freeeでの電子申告を終えて、ようやく気づいた。
「数字を締めること」は、自分を肯定すること。
決算とは、ただの書類作業ではない。
一年を総括し、次に進むための“節目”であり、“区切り”であり、“未来への出発点”だ。
クラウドの力が、働く人を自由にする。
そして、初年度の不安が「自信」に変わる瞬間が、確かにここにあった。
