5Gの実証事件ラボに行ってきた。
そこは、ソフトバンクと大阪市や大阪産業局や一般社団法人i-RooBO Network Forumが中心となって行っている実証事件ラボだった。
目的は、5Gを活用した新しいサービスを生み出していくこと。その施設は予約をすれば、一般の会社や個人にも開放がされている所だった。
いくつかの分野に分かれて、今の試行しているサービスなどが展示されてあった。製造分野、建設分野、小売分野、医療分野、観光分野、エンターテイメント分野などにエリアが分かれていた。
5Gはどのような変革をもたらすのであろうか、5Gの特徴は以下の通りである。
①超高速
現在の移動通信システムより100倍速いブロードバンドサービスを提供
②超低遅延
利用者がタイムラグを意識することなく、リアルタイムに遠隔地のロボット等を操作・制御
③多地点接続
スマホやPCをはじめ、身の回りのあらゆる機器がネットに接続
その実験室には主に①ではリアルタイム伝送、②では遠隔制御に着眼された商品が多かったように思う。③多地点接続は、まだまだサービス提供がなされていない部分もあり、展示としては少なかった印象だ。
超高速であるから遠隔に映像を伝送する。その映像を見ながら、遠隔支援するといった趣旨の展示があった。
また、低遅延であるから、機器を遠隔制御する。遠隔で、建設現場では重機を遠隔制御、医療では遠隔手術や診療、小売りでは自動決済、観光ではVR・ARとの連携が多かった。
多地点接続を活用したプロトタイプの商品は展示があまり無かったような気がする。
5Gには大きな期待がかかっている。特に総務省が5Gの商用化に積極的だから、国や都道府県や市町村から、補助金を得て、実証事件をする環境が多くあるという気がした。
5Gにはローカル5Gというものもある。例えば、特定の企業が、特定の工場にローカル5Gを導入するというものだ。何を目的に、ローカル5Gを導入するのか、十分な理解が得られなかったが、実証実験が様々な所で行われている。
まだまだ、5Gのサービスには実証実験のものが多い。これから様々なサービスが提供されるのか、それとも、将来の6Gに持ち込まれるのか、明確な確信は得られなかった。
これからの開発競争に期待である。