キーエンスのデータサイエンティストのお話を聞いてみました。
1回が30分程度のウェビナーなので、「チョビナー」と呼んでいるらしいです。
30分間の「チョビナー」を4回分聞いてみました。
キーエンスでは、さまざまな業界のお客様のデータ活用を、日々伴走支援もしているらしいです。
広くウェビナーをやっているので、実際には、直接聞いて欲しいです。勉強になります。
私が聞いて、印象に残ったのは以下の通りです。
①マジックナンバーを定義する
例えば、Facebook様では、「10日間で7人の友達登録が定着のカギ」という法則があるようです。
これが、データ分析の結果をビジネスに落とし込む強力なツールになります。
数値にフォーカスをして、具体的な取り組みを起こさせることが、マジックナンバーの本質だと思いました。
「成績上位の営業担当には、新規訪問が月7件以上という共通点がありました」というように、データを明確に明示し、実際の活動に生かしていくのが大切だというお話でした。
テーマを決め→分析→アクション→効果測定→分析→アクション→効果測定→分析・・・・・・
PDCAをしっかり回して、アジャイルな試行錯誤が大切だというお話でした。
②データ分析プロジェクトの進め方
1.「施策化」を意識する
2.「定常化」を目指す
3.各ユーザで分担する
データ分析の目的は、あくまでも分析結果から業務効率化・課題解決に繋げ、ビジネス成果を得ることにあります。
施策化できるテーマを選ぶために、「効果は小さくても分析・施策化しやすいもの」を最初のテーマとして選定する。
「やりやすい」テーマから始める。それは、分析のしやすさや施策化のしやすさがポイント。
定常化した運用の中に組み込むことが重要。複数ユーザで分担し、効率的にする。
③データ分析を進めるポイント
1.分析前 御用聞きにならならい
社内営業が必要
2.分析中 完璧を目指さない
スケジュール優先で進めよう
3.分析後 数字だけの報告はしない
一歩踏み込んで提案をしよう
④デジタル人材とは
1.デジタルバズワードを理解し”脱却”する
2.本質的に必要なスキルを意識する
3.データ分析サイクルを”手段”としてとらえる
ジョブ型雇用がカギになる。「ジョブ型雇用」×「高度人材」×「デジタル」である。
顧客起点で考える。データに基づき意思決定できるスキル=データ分析サイクルを回す多様なスキルが必須
データ分析サイクルを”手段”に一連のスキルを習得(OJT)
以上の4テーマが学んだ点である。誤りがあるかもしれないので、実際には、キーエンスの「チョビナー」を受けて欲しいです。
感想としては、私はKPIのためのKPIを沢山見てきました。アクションに繋がらず、全体的にこんな傾向になっていますというプレゼンが多く、何の意味があるのか疑問に感じていました。
キーエンスが一貫して、データ分析結果を施策化に結び付けているのが、一貫して捉えたメッセージでした。高収益企業に学ぶ必要がありそうです。
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