AIでシナリオからプレゼン資料が上手く出来ない

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1. そもそも “シナリオずれ” が起きる理由
2. シナリオを AI に厳守させる 3 つのコツ
3. 半自動ワークフロー（実例）
4. いま試す価値が高い AI ツール 5 選
5. プロンプト & JSON テンプレ（コピー可）
6. さらに自動化したい方向け：Python スニペット
7. まとめ —“AI 任せっぱなし” から “AI 設計者” へ

1. そもそも “シナリオずれ” が起きる理由

生成 AI が「全体像」を持たずにスライド単位で最適化する
- GenSpark・Skywork は「プロンプト→完成スライド」を一発で出すため、物語の流れより各スライドの体裁を優先しがちです。Genspark Skywork
入力が “自由記述” だと AI の構造化理解が浅くなる
- ストーリー構造（起承転結、ペルソナの葛藤など）が JSON など階層化データで渡されていないと、AI は重要度を推測できません。
生成～ブラッシュアップ工程が 1 ステップ
- 「一発生成→細部を人が直す」流れだと、修正量が多く結局手間が増える。

2. シナリオを AI に厳守させる 3 つのコツ

コツ	やること	効果
① スライド設計図を段階生成する	①アウトライン → ②骨子 → ③デザイン案と3 段階でプロンプトを分割	各段階で修正できるので “ズレ” を早期発見
② JSON/Markdown で構造化入力	例: `{"slide":1,"title":"課題","story":"…","img":"風景写真"}`	AI が要素を誤解しにくい
③ 役割付与 & 評価条件を明記	`You are a Storyboard Director…` などペルソナ指示+ “◯◯を満たさなければ NG”	シナリオ順守率が上がる

3. 半自動ワークフロー（実例）

所要 15〜30 分で「物語一貫×デザイン良し」の完成形へ

事前準備
- スクリプトを 段落ごとに Markdown で整理
- イメージイメージやグラフの有無も追記
ChatGPT Agent で「設計図」を生成
- 2025 年 7 月リリースの ChatGPT Agent はブラウザ操作・ファイル生成まで自走。
  - プロンプト例: pgsqlコピーする編集するあなたはプロデューサー。次の脚本を読み、 slide_blueprint.json を出力せよ …
  - 生成物: JSON (各スライドの title, bullets, speaker_notes, img_prompt)。ウォール・ストリート・ジャーナル
GenSpark / Skywork に設計図を投入
- 「Document to presentation」「AI Slides import」などのメニューを利用。
- 背景色・フォントを自社ブランドテンプレに即座に適用。Genspark Skywork
Plus AI / Zapier AI Maker で仕上げ
- 構造を保ったまま、Copilot-like に「要約」「再配色」「アイコン置換」を指示。
- PowerPoint/Google Slides ネイティブなのでダウンロード後も崩れない。Plus AI Zapier

チェックポイント

Outline → Slides で要点が落ちていないか

ペルソナに合ったビジュアルトーンか（例: エグゼク向けなら遊び過ぎない）

4. いま試す価値が高い AI ツール 5 選

用途	ツール	強み	留意点
設計図→PPT 生成	ChatGPT Agent	ブラウザ操作・PPT/DOCX 書き出し	Google Slidesは未対応
一括デザイン	GenSpark Slides	写真・動画・AIチャートをワンプロンプト	テーマ数はまだ少なめ
深層リサーチ付き生成	Skywork	資料内に自動引用・脚注	Enterprise機能は別料金
ネイティブスライド編集	Plus AI	既存PPTを再構成・ブランドキット対応	PowerPoint/Slides限定
軽量リライト	Zapier AI Presentation Maker	Zap フローに組込みやすい	高度なデザインは外部ツール必要

5. プロンプト & JSON テンプレ（コピー可）

jsonコピーする編集する{
  "role": "Storyboard Director",
  "constraints": {
    "slides": 12,
    "tone": "ビジネスカジュアル",
    "must_include": ["課題", "解決策", "導入事例", "CTA"],
    "禁止": ["過度な装飾", "専門用語の羅列"]
  },
  "script": [
    {"scene": 1, "story": "…" },
    {"scene": 2, "story": "…" }
  ],
  "output_format": "slide_blueprint.json"
}

6. さらに自動化したい方向け：Python スニペット

pythonコピーする編集するfrom openai import OpenAI
import json, pptx
from pptx.util import Inches

client = OpenAI()

# 1) 設計図生成
resp = client.chat.completions.create(
    model="gpt-4o-mini",
    messages=[{"role":"system","content":"You are Storyboard Director…"},
              {"role":"user","content":open('scenario.md').read()}]
)
blueprint = json.loads(resp.choices[0].message.content)

# 2) PPTX 組み立て
prs = pptx.Presentation()
for slide in blueprint['slides']:
    layout = prs.slide_layouts[1]
    s = prs.slides.add_slide(layout)
    s.shapes.title.text = slide['title']
    s.shapes.placeholders[1].text = "\n".join(slide['bullets'])
prs.save("deck_auto.pptx")

上記を GitHub Actions や Zapier CLI で夜間バッチにすれば、
「脚本をリポジトリに push ⇒ 朝には完成スライド」 も可能です。