インキュベーション施設でIoTについて学んできました。
昨日はインキュベーション施設の中で。製造現場でIoTを構築する時の注意事項を中心に聞いてきました。
工場内では様々なリスクを考えておかなければ、ならないそうだ。
温度や湿度の環境対策、粉塵や埃、振動や衝撃、電磁ノイズ、雷、熱対策の考慮、無線免許の問題への配慮が必要なようだ。特に、後付けでIoT機器を取り付ける場合、既存のセンサー類に影響を与えないように、十分に配慮が必要であるそうだ。
これは、工場のIoTに限らず、施設管理のIoT、インフラ管理のIoT、屋外のIoT、プラントIoT、農業・林業のIoT、海沿いのIoT等、広範囲で様々な配慮が必要だそうである。
PoC(概念実証)は良くても、耐久性を加味しておかないと、実運用では大きな問題が出るらしい。
「秋葉原で買った100円のセンサーで4億円のコストダウンを達成」という記事が出ていたそうである。多くの参加者がその記事を知っていた。これは、耐久性を加味せず、コストだけをアピールした記事であり、マスコミがそのことだけを取り上げて多きな効果のみをアピールした事例である。
工場内でIoTを導入する時には、無線LANを使わず、有線でシールド付きLANケーブルの使用し、設置工事に配慮し、産業用センサーを使用する。工場で様々なセンサーが既に使われているので、それらのセンサーに影響を与えることは避けなければならない。SPD(サージ保護デバイス)やFA用コンピュータ、産業用ラズベリーパイ、FA用の産業用イーサーネット機器が必要になりそうである。
この施設では、色んな実証実験をしていそうなので、今後、私も参画し、何が事業化できるのか模索していきたい。
私にとっては、DXとGXは大きなテーマで、DXのためにはIoT、クラウド、AIの技術を外す訳にはいかない。
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