ものづくり企業の事業創出道場に行ってきた。
1.中小製造業の新たな取り組み
・町工場初のコロナ対策商品(マスクハンガー)
自社技術を活用した事業展開
・巣ごもり需要に応えた事業展開(親子ミシン)
やりきる体制
・コロナ禍に適応した事業展開(小学校用クリック)
協力工場との連携で実現
2.新規事業、実現のポイント
①市場性(マーケティング)
・困りごとの発見、顧客の発見
②実現性(イノベーション)
・自社技術の転用
③継続性(マネジメント)
・手売りする過去五、やりきる継続性
3.これって本当に自社の強み?
多品種少量生産 | 一貫生産体制 | ISOを取得している |
多くの設備を保有している | 特許を持っている | 様々な加工ができる |
得意先に近い場所にいる | 優れた技術を持つ職員がいる | 工程間の連絡が良い |
強みの評価
価値はあるのか? | 比較/代替されないか? | 真似されないか? | 継続できるか? | 優位性 |
No | ⇒ | ⇒ | ⇒ | 優位性なし |
Yes | No | ⇒ | ⇒ | 共創均衡 |
Yes | Yes | No | ⇒ | 一次的優位 |
Yes | Yes | Yes | Yes | 持続的優位 |
教訓①探索と真価
顧客の開拓 | 新規事業開発 | |
新市場 | 過去の成功 成功のワナ | 新事業開発 |
既存市場 | 過去の成功 成功のワナ | 製品の開発 |
既存組織能力 | 新領域/新テクノロジー |
教訓②製造業のサービス化
新規顧客 | パッケージサービス (サブスクリプションサービス) | データビジネス (データの価値化) |
既存顧客 | 従量課金 (機器売りから機能売りへ転換) | 顧客業務代替 (O&M事業強化、製造受託) |
既存商品 | 新製品 |
4.新規事業開発の進め方
・新規事業開発では、まず手の届く範囲で顧客を見つけ売れることを実証します。その後、顧客開拓、組織構築を実現する事業計画を策定し、関係者の合意を形成します。
顧客発見⇒顧客実証⇒顧客開拓⇒組織構築
※顧客発見⇒顧客実証⇒顧客発見を上手くいくまで繰り返す
5.新規事業計画の作成
・事業計画作成では、まず事業の目的や、やるべきことを定めてビジネスモデルを描きます。その後、行動計画や損益・資金計画を作成し、関係者の合意を形成します。
目的戦略⇒ビジネスモデル⇒行動計画⇒損益・資金計画
①目標戦略
経営理念、ビジョン、顧客・競争、内部環境、経営戦略、経営計画
②ビジネスモデル
提供価値、チャネル、顧客、関係性、収入、リソース、活動、パートナー、コスト
③行動計画
Why、When、What、Who/Whom、Where、How much、How to、How many
6.ビジネスモデルの構築例
※ビジネスモデルキャンバスになるので省略
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