自分は出身県である「住友」を見習って、目的をいっぱい書こうと思っていたが、悩んでいます。
危ない会社の見分け方について、教えてもらった。
以下の通りだった。
①回収までに時間がかかる(建設業やシステム開発は、ある程度仕方ない)手形回収は要注意
②取引先の分散が出来ていない
③自社の抱えるリスクに適した取引先管理が必要
以下の「サイン」には要注意
1.定量情報
①売上高が減少傾向
②営業利益での赤字が続いている
③借入金が多い
④貸付金が多い
⑤借受金、仮払金が多い
⑥価値のない資産が計上されている
⑦在庫が急激に増加している
2.定性情報
①支払期限の遅れがあった
②メインバンクが頻繁に変わる
③主要な取引先で倒産があった
④競合の激しい業界
⑤代表者が不在しがち
⑥従業員数の急増・急減がある
⑦経理責任者が退職
取り込み詐欺に注意
①最初は「信用」を積み重ね安心させる
・最初は少額からスタート
・支払は前金・代引きなど売り手に有利な条件
・値引き交渉はしない
②突然金額が増える
・今までよりも多額の取引を持ち掛ける
・支払い条件を「掛け」にすることだけは、譲らない
③突然いなくなる
・回収期日に入金されない
・会社の所在地に行ってももぬけの殻
日ごろからの情報収集と活用
1.日常で出来ること
・自社の状況把握
・財務に関心を持つ
・危ない会社の出すサインを知る
・情報を集める(インターネットも活用)
・期日に入金確認を行う
・ルールを決めたら徹底する
・決算書を入手する
2.リスク発生時にすべきこと
・取引条件の変更を交渉すること
・取引額を抑制する
・入金の催促を行う
・相殺する
・貸倒引当金の計上
・手元の現預金を積み増す
・撤退を決定する
できること
①商業登記のチェック
一般財団法人 民事法務協会で登記の履歴事項全部証明書を確認する(350円)以上かかる
・「目的」が取引内容と合致しているか
・「役員」の就任・退任に不自然な点は無いか
・閉鎖登記事項証明書を取得
・他の法務局からの「移記」は要注意
②不動産登記のチェック
・商業登記を確認することで本社所在地がわかる
・「差押」記載は、何らかの支払いが出来ていない可能性あり
③官報公告のチェック
・株式会社の決算公告は義務化されているが、1.5%程度しか、行われていない
④許可業種の確認
建設業、運輸業、NPO法人は、事業者情報を閲覧できる場合がある
⑤各種加入状況で事業規模を推定
・厚生年金・健康保険適用事業所検索システム
・労働保険適用事業所検索