なかなか新規アイデアが思いつかない。
現在、上記の「入門起業の科学」にてシミュレーション中である。この本の帯には、失敗の99%は潰せるという記述がある。
本の構成は以下の通りである。
1.アイデアを検証する
2.課題の質を上げる
3.ソリューションの検証
4.人が欲しがるものを作る
という構成になっており、アイデアを検証するというところで、躓いている。
長い間、安定したサラリーマンをやっていたため、問題意識が会社の問題意識と同化し、規模感が合わなくなってきている。
例えば、カーボンニュートラルを水素やアンモニア発電で、実現しようと考えている。しかし、構想では、色々と思いつくが、現場を分かっていないため、どうしても表層的なアイデアで終わってしまう。
それから、起業のアイデアの規模感が合わない。例えば、エネルギー政策は、元々大きな資金があって、投資して回収するモデルである。
例えば、太陽光発電ビジネスでPPAを実施しようとしても、最初の初期投資が大きく、それを毎年回収していくビジネスモデルになってしまう。そうなるとどうしても、資金力の弱さのために二の足を踏んでしまう。個人が起業するビジネスには適さなくなってしまう。
本来は、これらも大きな戦略を実現する為の要素技術を開発するとか、改善するとかで、ビジネスが成り立つが、現場を知らなさすぎるという結果になる。
やはり、改善活動と同様で、「現地、現物、現実」がよくわかっていないと良いものが出来ない。
誰でも良いが、ペルソナを明確化して、本当に欲しがるモデルでなくては、意味がない。
それから、会社には資金が必要で、研究開発に投資をするにしても、最初には日銭を稼いで、会社内に利益を内部留保しないとチャレンジできない。
もう真剣に何に取り組んでいくのか、真剣に考えていくフェーズに入った。ある起業支援組織に入ろうと思っているが、期限は8月31日に事業計画書の提出が条件である、もっと魂のこもった事業計画を作らないと門前払いである。
もう一度、地に足のついた事業計画書を作る必要がある。その前に私が本当になりたいことや課題感を明確にしないといけない。
少し焦ってきた。会社を辞めて取り組まなくても、副業で取り組めば良かったのではないかという焦燥感が溢れてきている。
でも、サラリーマンだけで終わりたくない。60代からのスタートでは、もうやる気も体力も失っている。50代でスタートを切るのが、最終リミットだと考えている。
ここは、苦しみぬくしかない。退路を断ったのでやるしかない。ここまで行くと多くの方は、副業にしようとなるんだろうな。
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