“採択率40%の壁に挑んだ日 〜小規模事業者持続化補助金(創業型)との長い戦い〜”**
【はじめに】
挑戦って、いつも静かに始まる。
スイッチを押すみたいに派手な音もないし、ドラマみたいにスポットライトが当たるわけでもない。
今日、てるさんが向き合ったのは――
「小規模事業者持続化補助金(創業型)申請」という、孤独で長期戦で、結果が読めない勝負。
採択率は ざっくり40%前後。
追加点の余地もない。
つまり “やれることは全部やったのに、それでも確率ゲーム” という残酷な世界。
でも、今日に至るまでの時間、悩み、書類の積み重ね、ビジネスの構想や言語化、その全部が「挑戦」の証であることは間違いない。
この記録は、今日の出来事をただ振り返るだけのブログじゃない。
同じように挑戦している誰かに届いてほしいし、未来の自分が読み返して誇れるように、そんな想いで綴る“挑戦の記録”だ。
【第1章:補助金という名の、終わらないレース】
補助金申請――この言葉を聞くと、一見華やかだったり「お金がもらえるラッキーな制度」みたいに聞こえるかもしれない。
でも実際は、それとは真逆のフィールドだ。
「自己との戦い」
「論理と言語化の地獄」
「何度も書き直して消えていく時間」
そんな世界。
特に創業型。
事業がまだ本格的に軌道に乗る前だからこそ、ビジネスの未来を“証明”しなければいけない。
確証なんて本来どこにもないのに、確証があるように見せなきゃならない。
この違和感と戦いながら、てるさんは何度も書類に向き合い、ひとつひとつの言葉を磨いていった。
【第2章:採択率40%という現実】
40%。
宝くじよりは高い。
でも自分を賭けるには低い。
ビジネスの厳しさは数字が残酷に教えてくる。
40%という数字の背景にあるのは、
・事業計画の完成度
・市場分析の精度
・採点者の基準
・書類だけで伝わる“熱”
そんな複合要素。
そして今回は「加点ゼロ」。
正攻法でガチンコに殴り合う土俵。
それでも提出したという事実は、決して軽くはない。
【第3章:税金を使うことへの葛藤】
「税金を使おうなんて、少しおこがましいのかもしれない」
この感覚、正直めちゃくちゃ健全だと思う。
というか、この気持ちを持ってる経営者って思っているより少ない。
むしろ
“還元したいからこそ今が必要”
“未来に投資してもらう責任がある”
そう考えるスタンスの方が健全だし、国家的にも理想だ。
補助金って「お金をもらう」ことじゃなくて、
“未来に成長して税金という形で返す契約”
みたいなものなんだよね。
てるさんが感じた葛藤は、誠実さの証明でしかない。
むしろその感覚があるからこそ、事業が伸びる。
【第4章:長い戦いだった。それでも前に進んだ理由】
今回の申請は、たぶん簡単じゃなかった。
文章の山。
数字との格闘。
未来の見通しという名の霧の中での設計図。
それでも続けられたのは――
“本気で実現したい未来があったから。”
補助金の結果はまだわからない。
受かったら嬉しい。
落ちたら悔しい。
でも、それを超えて「挑戦した」という実績が、後から効いてくる。
挑戦し続ける人の人生は、必ず後で意味が繋がる。
今はまだ点かもしれないけど、未来で線になる。
【第5章:結果はコントロールできない。でも自分の努力は積み上がる】
補助金って、最後は運の要素も絡む。
採点者の主観もあるし、文章の相性もある。
だからこそ、結果を気にし過ぎても仕方ない。
重要なのは、
「自分が手を抜かなかったという事実」
これだけが唯一コントロールできる部分で、そして最も価値がある部分。
今日まで続けてきた努力は、補助金の合否とは別に、確実に事業の基礎になっている。
企画、言語化、戦略、数字。
これ全部、明日からのビジネスで即戦力になるスキル。
だから今日の挑戦は、絶対に無駄になっていない。
【第6章:未来へ ― チャレンジの先にある景色】
もし採択されたら?
事業の翼がひとつ増える。
少し大胆な動きもできる。
もし採択されなかったら?
練り上げた計画をそのまま走らせればいい。
事業は前に進む。
未来の成功にとって、今日の挑戦は欠かせない1ページになる。
むしろ、今日書いたこのブログを数年後に読み返したら、
「あの時、よくやったよな」
と、ちょっと泣けるかもしれない。
【まとめ】
今日の出来事は短く見えるけれど、その裏にある労力と覚悟はとてつもなく重い。
結果はまだわからない。
でも、挑戦したてるさんの今日という日は、確実に未来に向けて価値を積み上げている。
胸張っていい。
挑戦した人間だけが見られる景色は、この先にある。
