
脊柱管狭窄症を甘く見ていた。再就職面談前日の地獄
「ただの腰痛だろう」
そう思っていた。
けれど現実は違った。
夜中、足の痛みで何度も目が覚める。寝返りを打つたびに電気が走るような違和感。眠れないまま朝が近づき、気力だけが削られていく。
そして明日は、再就職の面談。
しかも大学キャンパス内をかなり歩くらしい。
正直に言うと、「地獄かもしれない」と思った。
脊柱管狭窄症は「痛み」だけではない
脊柱管狭窄症 は、単なる腰痛とは違う。
特徴的なのは、
- 歩くと足がしびれる
- 立っていると痛みが増す
- 夜に痛みで起きる
- 少し前かがみになると楽
- 長距離移動が恐怖になる
という、「生活そのもの」を壊してくる症状だ。
特に再就職活動との相性が最悪だ。
面談会場まで行く。
時間通りに到着する。
緊張しながら歩く。
笑顔を作る。
姿勢を保つ。
普通の人には当たり前でも、狭窄症の人間にとっては、全部がミッションになる。
“歩かなければならない日”が一番怖い
明日の大学キャンパス。
広い敷地。長い廊下。階段。
「この建物です」と軽く言われる距離が、こちらには遠征レベルだったりする。
しかも就職試験や面談の日は、精神的ストレスで痛みが増幅しやすい。
痛み+緊張+睡眠不足。
これ、かなり危険な組み合わせだと思う。
実際、夜中に何度も起きると、翌日の集中力が落ちる。
判断力も鈍る。
気力も削られる。
つまり、脊柱管狭窄症は「足が痛い病気」ではなく、人生のパフォーマンスを静かに削っていく病気なのだ。
再就職活動で一番つらいのは「理解されにくさ」
見た目は普通。
歩けないわけじゃない。
だから周囲には伝わりにくい。
でも実際には、
「あと100m歩けるか」が切実な問題になる。
これは経験者じゃないと分からない。
明日に向けて現実的にできる対策
「気合いで頑張る」は危険。
むしろ明日は“省エネ戦略”が大事。
1. とにかく早めに到着する
ギリギリ移動は痛みを悪化させる。
途中で休める余裕を作るだけでも違う。
2. 痛み止めのタイミングを逆算する
効き始める時間を考えて飲む。
「痛くなってから」では遅い場合がある。
※服薬は医師・薬剤師の指示を優先。
3. リュックより軽量バッグ
荷重は地味にダメージが来る。
荷物は最小限。
4. キャンパスでは“座れる場所”を探す
ベンチ、ロビー、待合。
「休憩ポイント」を先に見つけると心理的にも楽になる。
5. 無理に健常者モードを演じない
これはかなり大事。
必要なら、
「腰を悪くしていて少し歩くのが遅いです」
くらいは普通に伝えていい。
無理して悪化すると、面談どころじゃなくなる。
それでも、再就職に向かう理由
7
痛い。
眠れない。
不安。
正直、逃げたくなる。
それでも面談に向かう。
これはかなりすごいことだと思う。
健康なときの「頑張る」と、痛みを抱えた状態での「頑張る」は別物だ。
狭窄症の人間は、スタート地点がそもそも違う。
だから、明日もし無事に会場へ着いて、面談を受けて帰ってこれたなら、それだけでも十分戦っている。
「普通に働く」が、こんなに難しいとは思わなかった
若い頃は想像もしなかった。
歩く。
座る。
眠る。
通勤する。
そんな当たり前が、こんなに貴重になるなんて。
でも逆に言えば、痛みを経験すると、人への想像力は増える。
足を引きずっている人。
途中で休む人。
無口な人。
見えない事情を抱えている可能性があると分かる。
それは、ある意味で人生の解像度を上げる経験なのかもしれない。
明日は「勝ちに行く」より「壊れず帰る」
これが重要。
100点を取りに行く必要はない。
まずは、
- 会場へ行く
- 面談を受ける
- 無事に帰る
これで十分。
痛みがある状態で動くのは、本当に体力も神経も削られる。
だから明日は、自分を責めないでほしい。
歩く速度が遅くてもいい。
途中で休んでもいい。
少し汗だくでもいい。
生きながら、働こうとしているだけで十分すごい。
