AIは万能か?プロトタイピングと“現場営業”の大切さを再認識した話

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AIは万能か?プロトタイピングと“現場営業”の大切さを再認識した話

はじめに

ChatGPT、画像生成AI、音声合成AI、デザインAI…。今や「AIを使えば何でもできる」と言われる時代です。 実際、私もAIを活用してさまざまなコンテンツを制作してきました。文章、企画書、チラシ、LP、仮のプロダクト画面──まるで“魔法の杖”のように使えると感じた瞬間もあります。

しかし、現実はそんなに甘くない。AIがいくら進化しても「商品が売れるかどうか」は、やはり現場のリアルな顧客の反応次第です。

今回は、AI時代だからこそ再認識した「デモ版を見せて、社長のところに営業に行くことの重要性」をテーマに、じっくり語っていきます。

AIが作る“完璧そうに見える嘘”

ChatGPTの文章は読みやすく、画像生成AIのビジュアルは一見プロのデザインにも見えます。しかし、AIは「根本的に事実を確認しない」「それっぽく作る」性質があるため、とても自然な“嘘”をつくことがあります。

  • 事例1:製品仕様を聞いたら、実際には存在しない構造で提案された
  • 事例2:実在しない会社の名前を、堂々と出してくる

これはAIの「生成モデル」が“もっともらしさ”を優先しているためです。つまり、精度が高まっても、正確性は別問題なのです。

だからこそ、「これで完成です」とAIの出力をそのまま商品化するのは非常に危険です。

精度は確かに上がっている。しかし…

最新の生成AIは、確かに数年前と比べて段違いに優れています。

  • ノーコードツールとの連携により、Webアプリのモックも簡単に作れる
  • 文章校正や翻訳も“自然な表現”が可能
  • プレゼン資料も、5分でプロレベルに整えられる

そのため、「すぐ売れそう」「すぐ出せそう」と錯覚してしまうこともあります。

でも、実際に商品としてリリースしたときに、まったく売れないことはよくあるのです。

理由は明確です。AIは“市場の温度”を知らないからです。

顧客の反応を“見ない”で作ると失敗する

これは、マーケティングの基本原則に立ち返ればすぐわかります。

  • お客様が本当に困っているか?
  • それにお金を払うほどの課題か?
  • 解決策として「使いたい」と思ってもらえるか?

AIは、こうした「感情の揺れ」「予算の制約」「信用」「現場の空気」を一切把握していません

だから、どれだけスマートなAI提案でも、それを見た経営者が「ふーん、面白いね」と言って終わることがある。

売れない理由は、“モノ”ではなく、“共感されないこと”にある。

デモ版でもいい。社長に見せに行け

そこで、AIができることを活かす一番の方法が、「プロトタイプ(試作品)」をサッと作り、社長のところに営業に行くことです。

  • 完成度より、スピード
  • 完璧さより、フィードバック
  • 想像より、現場の一言

プレゼンではなく、「これどう思いますか?」と聞いてみる。それが一番の情報収集であり、商品開発です。

社長の机に置いて5秒で反応が返ってくるようなものは、伸びる可能性が高い。 逆に、10分話しても反応が薄いものは、磨いても売れません。

MVP思考 × AIの活用が最強の形

「MVP(Minimum Viable Product)」とは、「最小限の実用的な試作品」を意味します。ここにAIを掛け合わせると、次のような利点があります。

  • 短期間でMVPが作れる(例:AIでモック、ロゴ、説明文作成)
  • 営業資料も整えられる(例:AIで提案資料、FAQ作成)
  • 複数パターンをすぐ用意できる(例:3つのターゲット別提案)

その上で、「人が現場に出て、反応を見る」ことが、次のステップを決める鍵です。

おわりに:AI時代の営業は“人”が価値

AIの力で“作る”スピードは加速しました。しかし、“売れるかどうか”を知るには、最後は「人対人」です。

お客様がどう思うか、何に引っかかるか、何に共感するか。 それはAIには読めません。

だから私は、AIでプロトタイプを作り、必ず人に見せに行きます。 そこで反応が得られたら、初めて次の開発フェーズに進む。それが「失敗しないための最短ルート」だと、経験的に感じています。

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