「落とされる」と感じた技術士口頭試験──総合技術監理部門に合格して見えたプロの世界

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「落とされる」と感じた技術士口頭試験──総合技術監理部門に合格して見えたプロの世界

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技術士(総合技術監理部門)を取得した。しかし、その先にあったのは「虚無感」だった

技術士(電気電子部門)を取得したとき、私は確かに嬉しかった。

日本の国家資格の中でも、技術士は極めて難易度が高い。 特に電気電子部門は、専門性が高く、論文力・実務経験・口頭試験すべてが問われる。

その資格を取得した時点で、ある程度の達成感はあった。

しかし、その後、私はさらに上位資格とも言われる「技術士(総合技術監理部門)」に挑戦することになる。

当時の私は、こう考えていた。

「総合技術監理部門を持っている人は、本当にプロフェッショナルなのではないか」

単なる技術者ではなく、 “技術・コスト・納期・品質・人材・リスク”を統合的に管理できる存在。

それこそが、真のプロフェッショナルなのではないか――。

そんな憧れがあった。


総合技術監理部門は「管理職経験」が無いと難しいと言われる

総合技術監理部門(いわゆる総監)は、通常の技術士試験とはかなり毛色が異なる。

単なる専門知識ではなく、以下のような広範囲な能力が問われる。

  • 経済性管理
  • 人的資源管理
  • 情報管理
  • 安全管理
  • 社会環境管理

つまり、現場技術だけでは突破できない。

そのため、世間ではよくこう言われる。

「管理職経験が無いと合格は難しい」

確かにその通りだと思う。

実際、試験問題も“部下を持つ立場”を前提にした設問が多い。

予算管理。 リスクマネジメント。 組織横断調整。 コンプライアンス。 品質保証。

いわゆる“課長以上”の仕事が前提になっている。

だからこそ、私は迷った。

「自分に受験資格はあるのか?」 「場違いではないのか?」 「受けても意味があるのか?」

そう何度も考えた。


それでも挑戦した理由

それでも、私は受験を決意した。

理由は単純だった。

“プロフェッショナルとしての証明”が欲しかった。

エンジニアという仕事は、成果が見えにくい。

どれだけ苦労しても、 どれだけ高度な技術を扱っていても、 周囲から正当に評価されるとは限らない。

特に日本企業では、 資格よりも年齢、 実力よりも社歴、 専門性よりも社内政治。

そんな場面を何度も見てきた。

だからこそ、国家資格という「客観的な証明」が欲しかった。

誰が見ても、一定以上の能力がある。 そう示せるものが欲しかった。

そして私は、総監試験の勉強を始める。


総監試験は「暗記試験」ではない

ここで誤解されがちなのだが、総監試験は単なる暗記試験ではない。

もちろん知識は必要。

しかし、それ以上に重要なのは“思考の構造化”である。

例えば、ある問題が出たとする。

  • なぜそのリスクが起きるのか
  • 誰に影響があるのか
  • どのコストが増加するのか
  • 安全とのトレードオフは何か
  • 情報管理上の課題は何か
  • 社会的影響は何か

こうした内容を、多面的に整理して論述しなければならない。

つまり、 単なる技術者ではなく、 “経営視点を持った技術者”が求められる。

ここが難しい。

そして面白い。


合格者は毎年わずか数名だった

私が受験した当時、 総合技術監理部門ー電気電子ー情報通信分野の合格者は、毎年わずか2名程度だった。

つまり、超少人数。

ほぼ“レア資格”と言っていい。

そのため、試験対策情報も少ない。

市販参考書も少ない。

過去問分析も限界がある。

さらに、口頭試験の情報はほぼブラックボックス。

何を聞かれるのか。 どこを深掘りされるのか。 何が評価されるのか。

明確な正解が見えない。

この不透明さが、総監試験の恐ろしさだった。


その年、なぜか合格者が増えた

不思議なことに、私が受験した年は、合格者が4名程度に増加した。

通常の倍近い。

もちろん、それでも少ない。

しかし、例年と比べれば明らかに多かった。

試験制度の影響なのか。 採点基準の変化なのか。 受験者層の変化なのか。

真相は分からない。

ただ、タイミングというものは確かに存在する。

資格試験には、 「実力」だけでなく、 「運」もある。

これは間違いない。


口頭試験で感じた“落とされる空気”

そして迎えた口頭試験。

私は今でも、あの空気を忘れない。

明らかに厳しかった。

通常の確認的な質問ではない。

かなり鋭い質問が飛んできた。

しかも、こちらの弱点を突くような内容。

「あなたは本当に管理経験があるのですか?」

そう直接言われたわけではない。

しかし、質問の意図は明確だった。

私は感じた。

“これは落としに来ている”

と。

だが、そこで怯んでは終わる。

私は、とにかく論理的に説明した。

  • 実務上どのような工夫をしたか
  • なぜその判断をしたか
  • リスクをどう捉えたか
  • 関係者をどう調整したか
  • 技術と経営をどう両立したか

完璧ではなかったと思う。

それでも、必死に答えた。

そして――。

合格した。


合格した瞬間、確かに嬉しかった

結果を見た瞬間、正直かなり嬉しかった。

「本当に受かったのか……」

そんな気持ちだった。

あれだけ苦労して。 あれだけ時間を使って。 あれだけプレッシャーを感じて。

その先にあった“合格”。

確かに達成感はあった。

自分の努力が、少しだけ報われた気がした。


しかし現実は、そこまで変わらなかった

だが。

ここからが、この記事で本当に書きたいことである。

資格を取った後。

人生は劇的には変わらなかった。

転職市場。 給与。 仕事の依頼。 周囲の評価。

驚くほど、変化しない。

もちろん、一定の評価はされる。

しかし、 「仕事が次々来る」 「年収が大幅アップする」 「企業から引き抜きが来る」

そんな世界ではない。

むしろ、多くの人は総監資格を知らない。

技術士そのものを知らない人すらいる。

ここに、日本社会の現実がある。


なぜ高度資格が“仕事”に直結しないのか

これは非常に難しいテーマである。

しかし、私は理由がある程度分かっている。

1. 日本企業は資格より組織適応を重視する

日本企業では、個人能力より“組織適応”が重要視される。

つまり、

  • 空気を読めるか
  • 上司と衝突しないか
  • 組織文化に適応するか
  • 長く働くか

こうした要素が非常に大きい。

そのため、超高度資格を持っていても、即評価されるとは限らない。


2. 技術士資格の社会認知度が低い

医師。 弁護士。 公認会計士。

これらは誰でも知っている。

しかし技術士は違う。

特に民間では認知度が低い。

つまり、“価値が伝わりにくい”。

これは非常にもったいない。


3. 高度技術者ほど営業力が必要

皮肉なことに、 高度な専門家ほど「営業力」「発信力」が必要になる。

資格を持っているだけでは、仕事は来ない。

  • ブログ
  • SNS
  • YouTube
  • 技術発信
  • コンサル実績
  • 人脈

こうした“外への発信”が必要になる。

これは現代社会の特徴でもある。


では、総監資格は意味が無いのか?

私は、そうは思わない。

確かに、資格だけで人生は変わらない。

しかし。

“自分自身の内部”は確実に変わる。

これは非常に大きい。

総監取得を通じて、私は以下を学んだ。

  • 多面的思考
  • リスク思考
  • 経営視点
  • 論理構成力
  • 説明責任
  • 社会的視点
  • 技術倫理

これらは、単なる試験テクニックではない。

人生全体に影響する。

つまり、総監は“肩書”ではなく、“思考OS”なのだ。


本当に価値があるのは「資格」ではなく「発信」

私は最近、強く感じている。

現代では、 資格を持っていること以上に、 “何を発信しているか”が重要だ。

例えば。

  • 技術ブログを書く
  • 専門解説をする
  • AIと技術の融合を発信する
  • 若手育成を行う
  • 技術戦略を言語化する

こうした活動が、 長期的には大きな価値になる。

総監資格は、その土台として機能する。

つまり。

資格は“ゴール”ではなく、“武器”なのである。


資格取得後におすすめしたい行動

もし、これから総監取得を目指す人がいるなら、私はこう伝えたい。

1. ブログ・SNSで発信する

資格取得体験は、それだけで価値がある。

受験者は情報不足で困っている。

あなたの経験は、誰かを救う。


2. 技術×経営の視点を磨く

単なる専門家ではなく、 “全体最適”を考えられる人材になる。

これが総監の本質である。


3. AI時代に適応する

今後はAIによって、単純知識は価値が下がる。

しかし、

  • 判断
  • リスク管理
  • 倫理
  • 社会影響評価
  • 統合管理

こうした能力は残る。

総監的思考は、むしろAI時代に強い。


「役に立たない資格」だと思った日もある

正直に言えば。

私は何度も思った。

「こんなに苦労したのに、役に立たないじゃないか」

と。

しかし、今は少し考えが変わった。

資格は、短期的利益だけで測れない。

むしろ。

  • 自分がどこまで努力できるか
  • どこまで思考を深められるか
  • どこまで挑戦できるか

それを証明するものなのだと思う。


最後に:総監取得は“人生の深み”を増やす

総合技術監理部門は、確かに難しい。

そして、費用対効果だけ見れば、割に合わないと思う人も多いだろう。

しかし。

人生は“コスパ”だけでは測れない。

本気で努力した経験。 極限まで考え抜いた経験。 社会全体を俯瞰する視点。

それらは、確実に人間を変える。

だから私は、今でも思う。

挑戦して良かった。

たとえ仕事に直結しなくても。

あの経験は、間違いなく私自身を強くした。

そしてこれからは。

「資格を持つ人」ではなく、

“資格を活かして社会に価値を生み出す人”になれるか。

そこが、本当の勝負なのだと思う。

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