2019年に私が購入した本です。
経営者向けの決算書の活かし方を聞いてきた。
様々な経営指標があるが、今回はBSとP/Lでわかる決算書の見方が中心だった。
結論から言うと、収益性、生産性、安全性の3観点で、経営指標を見てチェックしたうえで、アクションを起こすことが大切というお話だった。
①収益性:実際にもうかっているかどうか
営業利益率=営業利益÷売上高×100%
②生産性:効率よくもうけているか
労働生産性=営業利益÷従業員数×100%
③安全性
自己資本比率=純資産÷負債・純資産合計×100%
それぞれ課題があったときには、以下などを中心に検討を進める。
①収益性
売上高、売上原価、販管費を確認
不採算事業はないか
②生産性
売上高、売上原価、販管費を確認
人できなく機械で出来ないのか
③安全性
使っていない資産の処分、毎年利益は積み重なっているのか
財務諸表を改善するためには、簡単に言うと、以下の取組みを強化する。
①売上げを伸ばす
②費用を削る
収益性の観点では、損益分岐点分析も有効である。
損益分岐点=固定費÷(1ー(変動費÷売上高))
損益計算書だけで、分析した時、以下も項目を代入して見てみる。
固定費=販売費および一般管理費+支払利息+etc
変動費=売上原価
損益分岐点をグラフ化して、明確にわかることは
・固定費を減らすと、損益分岐点は下がるということ
結論から言うと、各指標をしっかり見て、何をするかが大事であるというお話だった。
当然、アクションを起こさないと意味がない。
経営者としては、いつも見ている項目が多いと思うが、過去3期を比較してどうなのかを見ることも大切である。
以上を聞いて、やはり固定費を抑えた起業が安全である。営業利益率は業界によって違うが、小売業でも10%は押さえておきたいと思った。
固定費は重荷になるので、無店舗経営が出来ないか、人件費は最小限にできないかが、重要であると感じている。じっくりと会社にお金を残した上で、設備投資とかもした方が安全だとは感じた。
経営指標だけでは、分からない項目もある。「未」と書かれた項目は、内容を確認しておいた方が良い項目である。
経営者は営業活動が中心になって、とかく、計数には疎くなりがちなので、最低限は押さえておかないといけないと思った。
私は会計ソフトを導入するのが、良いと考えている。その方が、指標なども一発で出ると思う。そのかわり、一杯指標が出てくるので、混乱しやすくもなると思う。
今だったら、マネーフォワード、free、弥生会計などが会計ソフトにあたるのかな。
電子保存を意識した会計ソフトを導入するべきだと感じた。
起業については、でもやってみるしかない。失敗でしか学べない。
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