
【売上ゼロの一人社長】転職先に大学職員を選びたくなる理由と現実
はじめに
最近、私はずっと考えていることがあります。
それは、
「もし今の事業がこのまま売上ゼロなら、どこへ転職するべきなのか?」
という問題です。
その中で有力候補として浮上してきたのが「大学職員」です。
正直に言うと、最初はかなり安易なイメージを持っていました。
- ブラック企業ではなさそう
- ノルマがなさそう
- 教授と学生に囲まれて平和そう
- 残業が少なそう
- 仕事が楽そう
しかし調べれば調べるほど、
「もしかして全部勘違いなのでは?」
と思うようになりました。
今回は、売上ゼロの一人社長がなぜ大学職員を転職先として考えるのか、そしてその幻想と現実について考察してみます。
一人社長が転職を考える瞬間
一人社長には自由があります。
しかし自由には責任が伴います。
会社員なら、
- 毎月給料が振り込まれる
- 社会保険がある
- ボーナスがある
- 有給がある
しかし一人社長は違います。
売上がなければ収入もありません。
0円です。
もちろん経費は発生します。
税金も発生します。
社会保険料も払います。
つまり、
「働いたけど収入ゼロ」
という地獄が普通に起こります。
その状態が長引くと、
「どこかに就職した方が人生が安定するのでは?」
と考え始めます。
なぜ大学職員が魅力的に見えるのか
理由① ブラック企業のイメージが少ない
大学と聞くと、
- 知的
- 落ち着いている
- 穏やか
という印象があります。
少なくとも、
怒号が飛び交う営業会社のイメージではありません。
そのため、
「精神的に楽そう」
と感じてしまいます。
理由② ノルマがないように見える
営業職経験者ほど感じると思います。
毎月の数字。
毎日のテレアポ。
毎週の会議。
毎月の詰め。
これがありません。
少なくとも表面上は。
大学職員には
- 学生対応
- 教務
- 入試
- 広報
などがありますが、
営業数字のプレッシャーは少ない印象があります。
理由③ 社会的信用が高そう
大学勤務というだけで、
世間の見方はかなり変わります。
一人社長だと、
「何やってるの?」
と言われがちです。
売上ゼロならなおさらです。
しかし大学職員なら、
誰でも仕事内容をイメージできます。
しかし調べると見えてくる現実
ここからが重要です。
私は最近かなり調べました。
すると幻想が崩れ始めました。
実は大学職員も忙しい
特に私立大学。
少子化が進んでいます。
学生を集めなければ大学経営は成り立ちません。
つまり大学職員も実質的には営業です。
例えば、
- 高校訪問
- オープンキャンパス
- 入試広報
- SNS運営
など。
学生募集という大きなミッションがあります。
昔のように
「学生が勝手に集まる」
時代ではありません。
学内政治がある
企業には企業の政治があります。
大学には大学の政治があります。
教授。
学部。
事務局。
理事会。
それぞれの利害が絡みます。
場合によっては一般企業より複雑です。
クレーム対応もある
学生。
保護者。
教員。
卒業生。
企業。
大学は想像以上にステークホルダーが多い組織です。
つまり、
クレーム対応もあります。
意外と精神的負担は小さくありません。
それでも大学職員に惹かれる理由
それでも私は興味があります。
なぜか。
長期視点で仕事ができる
営業会社では、
来月の数字。
今月の数字。
今日の数字。
ばかり追います。
しかし大学は比較的長期です。
教育は成果が出るまで時間がかかります。
私は年齢を重ねるにつれ、
短期成果より長期価値を作る仕事に魅力を感じるようになりました。
社会貢献性が高い
教育は社会の基盤です。
学生の人生に関われる。
地域社会にも貢献できる。
これは非常に魅力的です。
自分の経験を活かせる可能性
一人社長経験者は、
- マーケティング
- Web運営
- SNS
- 広告
- 営業
などを経験しています。
少子化時代の大学にとって、
こうしたスキルは意外と需要があります。
最大の問題は給料
ここが悩みどころです。
求人を見ると、
20万円前後のものも珍しくありません。
地方大学だと、
月20万円〜25万円程度。
年収300万円台もあります。
もちろん、
- 国立大学
- 有名私立大学
- 管理職
になると高くなります。
しかし最初から高収入を期待する職種ではありません。
売上ゼロの一人社長から見るとどうなのか
実は難しいところです。
売上ゼロなら、
月20万円でも大きい。
毎月確実に振り込まれる。
これは非常に大きな価値です。
しかし逆に、
事業で月100万円以上稼げる可能性も捨てることになります。
つまり、
大学職員への転職は
「安定を取るか、可能性を取るか」
の選択とも言えます。
本当に大学職員は楽なのか?
私の結論はこうです。
楽ではない
しかし、
「疲れ方が違う」
のだと思います。
民間企業の営業職
- 数字のプレッシャー
- 売上責任
大学職員
- 調整業務
- 学内政治
- 学生対応
同じ大変さでも種類が違います。
もし私が大学職員を目指すなら
次のような点を重視します。
① Webマーケティング経験をアピール
大学も集客が必要です。
SNS運用やSEO経験は武器になります。
② 一人社長経験を強みにする
売上ゼロも経験です。
経営を実際に経験した人材は少数派です。
③ 教育への関心を明確にする
「楽そうだから」
では採用されません。
教育への思いが必要です。
まとめ
売上ゼロの一人社長として大学職員を調べてみると、
最初に抱いていた
- ブラックじゃなさそう
- 楽そう
- 安定してそう
というイメージは半分正解で半分間違いでした。
大学職員にも厳しさがあります。
少子化の影響もあります。
学内政治もあります。
給料も決して高くありません。
しかし、
- 社会的意義
- 安定性
- 長期的な仕事
という魅力は確かにあります。
結局のところ、
大学職員は「楽な仕事」ではなく、
「教育という価値を支える専門職」
なのだと思います。
そして売上ゼロの一人社長である私は今、
「もう少し事業を続けるべきか、それとも大学という世界へ飛び込むべきか」
という人生の分岐点に立っています。

