
シクリカル株とは?2026年~2027年に注目したい景気循環株と日銀利上げの影響
カテゴリー:株式投資/日本株/シクリカル株/景気循環/日銀/金利/企業分析
最近、株式投資を勉強していて、また一つ新しい言葉が気になるようになりました。
それが、
「シクリカル」
です。
日本語では「景気循環株」と呼ばれます。
半導体。
機械。
鉄鋼。
化学。
商社。
自動車。
海運。
銀行。
不動産。
こうした企業を調べていると、業績がずっと同じペースで成長していくわけではなく、
景気や需要によって大きな波がある
ことに気づきます。
そして、ここ最近自分がずっと気にしている、
日銀利上げ。
日本の長期金利。
米国の長期金利。
円高・円安。
中小企業の借入金利。
設備投資。
これらを調べていたら、結局すべて、
「景気のサイクル」
につながってくるのではないかと思うようになりました。
自分はこれまで、
「増収増益だから良い会社」
「PERが低いから安い」
「配当利回りが高いから買いたい」
という見方をすることが多かったです。
でもシクリカル株では、それだけでは危ない。
むしろ、
「今の利益は景気循環のどこにある利益なのか?」
を考える必要がある。
今回は株初心者の自分なりに、2026年秋から2027年に向けて、シクリカルな業種がどう動く可能性があるのか考えてみたいと思います。
そもそもシクリカル株とは何なのか?
シクリカルとは英語の「cyclical」。
循環する、周期的な、という意味です。
株式市場では、
景気の良し悪しによって業績が大きく変動する企業
をシクリカル株、景気循環株などと呼びます。
例えば景気が良くなれば企業は設備投資を増やします。
機械が売れる。
鉄鋼が使われる。
半導体が売れる。
物流が増える。
銀行融資も増える。
企業利益が増える。
ところが景気が悪くなると逆になります。
設備投資延期。
機械受注減少。
素材需要減少。
在庫増加。
工場稼働率低下。
値下げ。
利益減少。
この波を繰り返します。
つまりシクリカル企業を見る場合、
「この会社は儲かっているか?」だけでは足りない。
「その儲けが今後さらに増えるのか、それともピークなのか?」
まで考えなければなりません。
株初心者の自分には「低PER=割安」に見えてしまう
ここが自分にはかなり怖いところです。
例えばある鉄鋼会社があるとします。
株価2,000円。
EPS400円。
PER5倍。
配当利回りも高い。
株初心者の自分からすると、
「PER5倍!安い!」
と思ってしまいます。
でも、そのEPS400円が景気のピークだったらどうでしょう。
翌年EPS250円。
その次150円。
さらに100円。
となれば、株価2,000円はPER20倍相当になります。
つまり、
利益が一番大きいときほどPERが低く見える。
これがシクリカル株の難しさなのだと思います。
逆にPERが高いときが底になることもある
さらに面白いのが逆です。
不況になった。
利益が激減した。
株価1,000円。
EPS20円。
PER50倍。
普通なら、
「PER50倍なんて高すぎる」
と思います。
ところが市場が、
「在庫調整はもう終わる」
「半年後には受注が回復する」
と判断したら、株価は先に上昇します。
翌年EPS100円まで回復すれば、1,000円ならPER10倍。
つまりシクリカルでは、
現在のPERだけを見ると判断を間違える可能性がある。
これを知ったのは、自分にとってかなり大きかったです。
シクリカル株の株価は景気より先に動く
さらに厄介なのがこれです。
株価は実体経済より先に動く。
景気が悪い。
ニュースも悪い。
企業決算も悪い。
失業や倒産の話も増える。
普通なら株を買いたくありません。
でも市場が、
「これ以上悪くならない」
と考え始めれば株価は上昇することがあります。
反対に、
過去最高売上。
過去最高利益。
受注絶好調。
工場フル稼働。
というニュースが出ているのに、株価が下落することもあります。
なぜか。
市場が、
「今がピークでは?」
と考えているからです。
だからシクリカル投資では、
今より半年後、1年後を見る
必要があります。
景気サイクルを4段階で考えてみる
自分なりにシンプルに整理すると、景気循環は大きく4つに分けられると思います。
① 景気の底
受注が悪い。
在庫が多い。
工場稼働率も低い。
利益も悪い。
ニュースも悲観的。
しかし株価は先に底打ちすることがあります。
↓
② 回復局面
在庫が減る。
新規受注が増える。
生産が回復。
会社側の見通しも改善。
シクリカル株が強くなりやすい局面です。
↓
③ 好況・拡大局面
需要が強い。
価格も高い。
工場フル稼働。
利益急増。
配当増加。
ニュースも強気。
↓
④ ピークアウト・減速
在庫増加。
受注鈍化。
値下げ。
設備投資削減。
利益減少。
そして再び景気の底へ向かう。
重要なのは、
株価のピークと企業利益のピークは同じとは限らない
ことです。
では2026年秋の日本はどこにいるのか?
ここからが今回一番考えたかったところです。
自分は、
「日本経済全体がすでに景気後退に入った」
と決めつけるのは早いと思っています。
製造業にはまだ強いところがあります。
特に、
AI。
半導体。
データセンター。
電力設備。
設備投資。
こうしたところには強い需要が残っています。
一方で、
長期金利上昇。
日銀追加利上げ観測。
企業借入金利上昇。
住宅ローン負担。
円相場の変化。
こうしたものが今後、景気へ遅れて効いてくる可能性があります。
つまり自分には、
「景気が崩れた」というより、「強い分野と弱くなる分野が分かれ始めている」
ように見えます。
半導体・AI関連はまだ強いのか?
最初に気になるのは半導体です。
AIブーム。
生成AI。
データセンター。
GPU。
サーバー。
メモリー。
半導体製造装置。
さまざまなところへ投資が続いています。
そして半導体需要が増えれば、
半導体メーカーだけが儲かるわけではありません。
製造装置。
検査装置。
精密部品。
特殊素材。
電源。
空調。
変圧器。
送配電設備。
データセンター建設。
いろいろなところへ需要が広がります。
だから自分は、
AIという一つのテーマから巨大な設備投資サイクルが発生している
と考えています。
ただし「AIだから永遠に上がる」は危険
ここで注意したいのがシクリカルです。
需要が増える。
半導体が足りない。
価格上昇。
メーカー増産。
設備投資増加。
製造装置会社の受注増加。
ここまではいい。
でも儲かると分かれば、みんな設備を増やします。
数年後、
供給能力が大きく増える。
そこで需要成長が鈍化すれば、
供給過剰。
価格低下。
在庫増加。
設備投資削減。
となります。
だから、
「AIは成長する」ことと「AI関連シクリカル株がずっと上昇する」ことは別問題
です。
ここを混同しないようにしたいと思います。
半導体で自分が見たいのは「受注と在庫」
半導体関連を見るなら、自分は株価以上に、
受注
と
在庫
を見たいと思います。
新規受注は増えているか。
受注残は積み上がっているか。
顧客在庫は増えていないか。
工場稼働率は高いか。
設備投資計画は上方修正されているか。
ここが変われば、
利益が悪くなる前にサイクル転換を察知できるかもしれません。
電力設備・変圧器はどう見る?
これは以前から自分が驚いていた分野です。
株を調べていたら、
電気設備。
変圧器。
電線。
送配電。
こうした会社の株価がものすごく上昇している。
「なんでこんな地味に見える会社が?」
と思いました。
でも調べてみると、
AIデータセンターには大量の電力が必要。
電力を届けるには送電設備が必要。
変圧器も必要。
電線も必要。
古い電力網の更新も必要。
つまり、
AIブームは電力インフラ投資でもある
ということが分かってきました。
電力設備は半導体よりサイクルが長い可能性
半導体は比較的短いサイクルで需給が変化することがあります。
しかし送電網や変圧器などは、大規模インフラ投資です。
計画。
建設。
接続。
更新。
かなり長い時間がかかります。
そのため自分は、
電力インフラのサイクルは比較的長期化する可能性
を考えています。
ただし株価がすでに将来の成長をかなり織り込んでいる企業もあるでしょう。
良い会社でも、
高すぎる価格で買えば良い投資になるとは限らない。
ここは忘れないようにしたいです。
機械株は景気を見る「温度計」になりそう
そして自分がこれから注目したいのが、
機械受注
です。
企業が将来に自信を持っている。
工場を増やす。
設備を更新する。
自動化する。
すると機械を注文します。
反対に、
「景気が悪くなりそう」
と思えば設備投資を延期します。
だから機械受注は、
企業経営者が未来をどう見ているか
を知る手掛かりになります。
日銀利上げの影響を見るうえでも重要だと思います。
日銀利上げが設備投資サイクルを止める可能性
ここで、これまで勉強してきた金利の話につながります。
日銀利上げ。
↓
銀行貸出金利上昇。
↓
企業の資金調達コスト上昇。
↓
設備投資の採算悪化。
↓
設備投資延期。
↓
機械受注減少。
↓
機械メーカー利益減少。
こうなる可能性があります。
もちろん0.25%の利上げ一回で全部止まるわけではありません。
重要なのは、
利上げの累積効果
です。
金融政策には時間差がある
これも最近ずっと気にしています。
日銀が利上げ。
翌日から景気後退。
ではありません。
銀行借入の借り換え。
企業の設備投資計画。
住宅ローン。
不動産投資。
消費。
少しずつ影響します。
だから、
2026年の利上げの影響が2027年に強く出てくる
可能性も考えておきたい。
ここがシクリカル投資と金融政策の面白いつながりです。
銀行株は「金利上昇=ずっとプラス」ではない
そして銀行。
金利上昇局面では銀行株が注目されます。
貸出金利上昇。
利ざや改善。
銀行利益増加。
確かに分かりやすい。
自分も最初は、
「日銀利上げ=銀行株にプラス」
くらいに考えていました。
でも、これもシクリカルで考えると違います。
金利上昇の前半と後半で銀行は変わる
利上げ初期。
景気はまだ強い。
企業利益も強い。
倒産も少ない。
でも貸出金利は上がる。
銀行には良い環境です。
ところが利上げが進む。
借入企業が苦しくなる。
中小企業倒産が増える。
不動産融資が悪化する。
貸倒れが増える。
すると、
信用コスト
が増えます。
つまり、
銀行にとって金利は高ければ高いほどいいわけではない。
どこかに最適な場所がある。
これもサイクルです。
2027年は銀行の「信用コスト」を見たい
だから自分は、
2026年は、
利ざや
を見る。
そして2027年へ向かうにつれて、
信用コスト
を見る。
この変化を追ってみたいと思います。
中小企業倒産。
不動産向け融資。
貸倒引当金。
延滞。
こうした数字が悪化してくるなら、
金利上昇サイクルが銀行にとって追い風から逆風へ変わり始めている可能性があります。
不動産は金利上昇に弱いシクリカル
自分が今、少し警戒したいのが不動産です。
不動産は借金を使うビジネスと非常に相性が深い。
例えば、
物件利回り4%。
借入金利1%。
なら差があります。
しかし、
物件利回り4%。
借入金利3%。
となれば利益の余裕がかなり小さくなります。
さらに投資家が、
「国債で3%取れるなら、不動産ならもっと欲しい」
と考える。
不動産に要求される利回りが上がる。
すると理論上、
不動産価格には下落圧力
がかかります。
不動産は2026年後半から注意したい
だから、
長期金利上昇。
日銀利上げ。
銀行貸出金利上昇。
これが続くなら、
自分は不動産について少し慎重に見たいと思います。
特に、
借金が多い。
借り換えが近い。
低い利回りの物件を高値で買っている。
こういう会社は金利上昇の影響を受けやすいでしょう。
逆に、
優良物件。
低い負債。
賃料値上げ。
高い稼働率。
こうした企業なら差が出てくる。
つまり不動産株も、
「不動産だから全部売り」ではなく財務を見る
必要があります。
鉄鋼は少し慎重に見たい
鉄鋼も代表的なシクリカルです。
鉄は、
自動車。
建築。
機械。
インフラ。
造船。
さまざまなところで使われます。
だから世界景気の影響を強く受けます。
特に中国。
中国経済が強ければ鉄鋼需要が増える。
弱ければ供給過剰になりやすい。
さらに、
鉄鉱石。
原料炭。
エネルギー価格。
為替。
これらも利益へ影響します。
だからPERだけで判断するのは危険。
鉄鋼株を見るなら、
鋼材価格・原材料価格・需要・中国景気
をセットで見たいと思います。
商社もシクリカルなのか?
総合商社も景気や資源価格の影響を受けます。
原油。
天然ガス。
鉄鉱石。
石炭。
銅。
穀物。
世界景気。
為替。
こうしたものが利益を動かします。
ただ最近の総合商社は非資源事業も大きいため、
「資源価格だけで決まる会社」
ではなくなっています。
それでも資源価格が大きく動けば利益への影響はあります。
だから商社を見る場合も、
今の利益が資源高による一時的なものなのか、本業の構造的成長なのか
を分けて考えたいです。
自動車は円高リスクも考える
そして自動車。
日本の代表的なシクリカル産業です。
世界景気。
米国景気。
中国景気。
金利。
自動車ローン。
為替。
原材料。
全部影響します。
特に今、自分が気になるのが、
円高
です。
日銀が利上げ。
日米金利差縮小。
円高。
となれば、海外で稼ぐ日本企業の円換算利益には逆風になる可能性があります。
ただし円高=自動車株全部ダメではない
これも単純化しないようにしたいです。
海外生産が多い企業。
為替ヘッジしている企業。
高付加価値車を販売する企業。
地域構成。
会社によって違います。
だから、
「円高だから輸出株全部売り」
ではなく、
その会社が1円の円高でどれくらい利益影響を受けるのか
を見るほうが重要です。
海運はシクリカルの教科書
シクリカルを勉強するなら海運は非常に分かりやすいと思います。
世界景気好調。
荷物増加。
船不足。
運賃上昇。
利益急増。
高配当。
↓
海運会社が船を発注。
↓
数年後に新造船完成。
↓
船の供給増加。
↓
世界景気減速。
↓
船余り。
↓
運賃下落。
↓
利益急減。
という流れです。
だから海運会社が過去最高益を出しているとき、
「この利益は続くのか?」
を考える必要があります。
高配当株こそシクリカルに注意したい
これは自分にとって重要です。
自分は配当金が好きです。
生活を少しでも楽にしたいからです。
でもシクリカル株の配当利回りを見るときは注意したい。
利益絶好調。
配当200円。
株価2,000円。
配当利回り10%。
ものすごく魅力的です。
でも景気後退。
利益半減。
配当100円。
さらに悪化。
配当50円。
となれば、
買ったときの10%は続きません。
だから、
現在の配当利回りより、その配当の原資となる利益がサイクルのどこにあるか
を見る必要があります。
2026年秋から2027年のシクリカルを自分なりに予想
現時点で自分なりに整理すると、
半導体・AI:強気寄り。ただし受注・在庫に注意
電力設備・変圧器:比較的強い。ただし株価の織り込みに注意
機械・FA:回復~拡大。ただし日銀利上げ後の設備投資に注意
銀行:金利上昇メリット。ただし2027年に信用コストを警戒
商社:中立~やや強気。資源価格次第
鉄鋼:中立。中国・世界景気を確認
自動車:中立~慎重。円高と海外需要を見る
不動産:慎重。長期金利と借入金利を見る
住宅:慎重。住宅ローン金利を見る
というイメージです。
もちろん未来は分かりません。
だからこれは「当たる予言」ではなく、
どの数字が変わったら自分の見方を変えるかを整理するためのシナリオ
です。
一番怖いのは2027年に金融引き締めが効いてくること
今、自分が一番警戒しているのはこれです。
2026年。
長期金利上昇。
日銀利上げ。
銀行貸出金利上昇。
でも企業業績はまだ強い。
だから、
「利上げしても大丈夫だった」
となる。
ところが2027年。
借り換えが進む。
中小企業の金利負担増加。
住宅ローン負担増加。
不動産投資減少。
設備投資鈍化。
機械受注減少。
雇用減速。
消費減速。
そこで、
「あれ?景気が思った以上に弱くなってきた」
となる可能性です。
金融政策には時間差があります。
だから今の企業利益だけを見て安心するのではなく、
半年後、1年後の受注を見る
必要があると思います。
逆に強気シナリオもある
もちろん悪い未来だけではありません。
日銀が小幅に利上げ。
円安が落ち着く。
輸入インフレ低下。
長期金利も安定。
賃金上昇継続。
実質所得改善。
消費回復。
AI・データセンター投資継続。
設備投資継続。
企業利益増加。
こうなれば、
日本経済が「金利のある世界」にうまく移行する
可能性があります。
この場合は機械、銀行、設備投資関連などが引き続き強い可能性があります。
シクリカルを見るために自分が追う7つの数字
これから自分は、
① 製造業PMIの新規受注
② 機械受注
③ 企業在庫
④ 設備投資
⑤ 日本10年国債利回り
⑥ 銀行の信用コスト
⑦ 企業倒産
を定期的に見ようと思います。
これらを見ていけば、
景気が、
回復。
拡大。
ピーク。
減速。
どこへ向かっているのか少しずつ分かるかもしれません。
株価ではなく「順番」を見る
今回シクリカルを勉強して、自分が一番覚えておきたいのが、
順番
です。
景気悪化。
↓
在庫調整。
↓
受注底打ち。
↓
生産回復。
↓
利益回復。
でも株価は利益回復より先に上がることがある。
そして、
景気絶好調。
↓
受注鈍化。
↓
在庫増加。
↓
生産調整。
↓
利益減少。
でも株価は利益減少より先に下落することがある。
つまり、
決算だけを見ていると遅れる可能性がある。
「最高益だから買う」から卒業したい
これまで自分は企業ニュースで、
「過去最高益!」
を見ると、
「良い会社だ。買いたい」
と思っていました。
でも今は、
「その最高益は始まりなのか、ピークなのか?」
と考えたい。
逆に、
「減益」
というニュースを見ても、
「もう売りだ」
ではなく、
「在庫調整はどこまで進んだ?」
と考える。
この視点を持つだけでも、投資の見方がかなり変わると思います。
なけなしのお金だからこそサイクルを知りたい
自分には大きな投資資金がありません。
だから一度の失敗が結構痛い。
高値でシクリカル株を買って、
「業績最高なのに、なんで下がるんだ!」
となって何年も含み損を抱える。
できれば避けたいです。
もちろん底も天井も分かりません。
だから、
完璧に当てるためではなく、大きく間違えないために景気循環を見る。
これが自分には合っている気がします。
まとめ|これからは「利益」ではなく「利益の位置」を見る
シクリカル株を勉強して、自分の企業分析に一つ新しい質問が増えました。
以前は、
「この会社はいくら儲かっている?」
でした。
これからは、
「その利益はサイクルのどこにある?」
です。
回復初期なのか。
拡大中なのか。
ピークなのか。
減速が始まっているのか。
同じ100億円の利益でも意味が違います。
そして2026年秋から2027年。
自分はかなり面白い局面に来ていると思います。
AI。
半導体。
データセンター。
電力設備。
設備投資。
こうした強いサイクルがあります。
一方で、
日銀利上げ。
長期金利上昇。
企業借入金利上昇。
住宅ローン。
中小企業。
不動産。
こちらには景気を冷やす力があります。
つまり、
アクセルとブレーキが同時に踏まれているような状態
なのかもしれません。
どちらが勝つのか。
自分には分かりません。
だから予想一本で株を買うのではなく、
受注を見る。
在庫を見る。
設備投資を見る。
金利を見る。
信用コストを見る。
企業倒産を見る。
そして企業の決算を見る。
少しずつ確認していきたいと思います。
株価が上がった会社を追いかけるのではなく、
次にサイクルが変わる場所を探す。
そして何より、
なけなしのお金だからこそ、一つの予想に全部を賭けない。
自分の予想が外れても生活が壊れない投資をする。
シクリカル投資を勉強していて、結局またここに戻ってきました。
未来を完璧に当てることはできません。
でも、
景気が今どこにいて、次にどこへ向かおうとしているのかを考えることはできる。
株価だけではなく、
受注。
在庫。
金利。
設備投資。
そして企業利益。
これらをつなげて見る。
これから企業を調べるときには、
「この会社は良い会社か?」だけでなく、「今はその会社を取り巻くサイクルのどこなのか?」
という視点を持ってみたいと思います。
それが、株初心者の自分がシクリカルを勉強して得た、一番大きな気づきでした。
※本記事は筆者個人の経済・投資学習記録であり、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨するものではありません。景気循環や金融市場の見通しは変化します。投資判断の際は企業の最新IRや公的統計などをご確認ください。

