IoT成功の鍵-最適な無線通信選択を聞いてきました。
よく考えると、私は第1級陸上無線技術士なので、詳しくないといけない内容でしたが、大変勉強になりました。
第1級陸上無線技術士は、複数の科目に分かれているので、全体の過去問題を解説している本を上記にご紹介します。第1級陸上無線技術士は、今から約20数年前に取りましたが、当時も取得するのが、大変でした。私たちの先輩は、更に難しい問題が出ていました。
お話の中身は、それぞれの無線方式の説明が中心でしたが、実際に試してみておられ、なかなか試した方はいらっしゃらないのではないかと関心を致しました。
IoT向け通信は、様々な新規格や新サービスが登場し、ますます、混戦時代に入りました。
セルラー系は4G/LTE、3Gから5Gが新しく登場しました。
それ以外では、LPWA(Low Power Area Network)やWi-SUNやZETAやSigFoxやZigBeeなどが登場しています。
IoTでは以下の無線を使われることが多いようです。
1.無線LAN(Wi-Fi)
2.Bluetooth・Bloetooth Low Energy(BLE)
3.Zigbee/IEEE802.15.4
4.セルラー系(LTE Cat.1、LTE Cat M1、NB-IoT)
5.Wi-SUN系
6.LPWA(sigfox、Lora.ELTRES、ZWTA)
7.その他のIoT向け無線(EnOceanなど)
一般的に無線は、伝送距離が長いと伝送速度が遅く、伝送距離が短いと伝送速度が速い傾向がある。また伝送速度が速いと遠くまで届かず、伝送速度が遅いと遠くまで電波が届く傾向があります。
特徴を以下にまとめました。
A.データサイズが小、データ生成頻度が低頻度、端末が多数
各種LPWA、BLE、Zigbee
B.データサイズとデータ生成頻度が中程度
Wi-SUN
無線LAN 2.4GHz
C.データ量が多いシステム
無線LAN 5GHz、特に6G㎐に期待
60GHz帯無線LAN
向いている用途を整理すると以下の通りです。
①無線LAN 高速通信が必要 動画、高精細の画像
②BLE スマホ、タブレット端末との連動
③ZigBee 少量データ、散発的
④各種サブギガ 少量データ、散発的、広域
⑤各種LPWA 広域、電池駆動、固定物
⑥各種セルラー系 移動体、電源の確保が容易
これから5Gが展開すると上記の構図が一変する可能性はあります。
本当に一変すれば良いのですが、5Gサービスに期待しています。
上手く整理できていなくて、すみません。詳しくは、上記の表題のセミナーを受講してみてください。