
日経平均は上がるのに、なぜ私の株は上がらないのか?
2026年10月11日|個人投資家の投資日記
日経平均は上がるのに私の株は上がらない
株式市場は上昇している。
日経平均株価は高値圏にあり、ニュースでは日本株の好調ぶりが報道されている。
ところが、私の保有株はまったく上がらない。
むしろ、含み損を抱えたまま、株価が回復するのを待っている。
日経平均は上がるのに、私の株は上がらない。
最近の日本株市場を見ていると、どうやら私が投資した銘柄には資金が流れてこなかったようだ。
一方、AI関連株や半導体関連株、大型の成長企業には投資資金が集まっている。
やはり、最初から花形株を狙ったほうが良かったのだろうか。
今になって、そんな反省をしている。
1.日経平均が上昇しても、自分の資産は増えない
株式投資をしていて、これほど悔しいことはない。
市場全体が下落しているのであれば、自分の保有株が下がるのも仕方がないと思える。
しかし、日経平均が上昇しているにもかかわらず、自分の株だけが値下がりする。
これは精神的につらい。
ニュースでは株価上昇が報じられ、投資家が利益を上げているように見える。
ところが、自分の証券口座を開けば含み損が並んでいる。
同じ日本の株式市場に投資しているはずなのに、まるで別の市場に参加しているような気分になる。
私はこれまで、企業業績や配当利回り、財務内容などを調べながら銘柄を選んできた。
決して、適当に株を買っていたわけではない。
それでも、結果は思わしくない。
今回の相場では、企業の価値を分析するだけでは足りなかったのかもしれない。
株価を上昇させるためには、企業が優れているだけでなく、その企業の株を買いたいと思う投資家が増える必要がある。
当たり前のことだが、今になって痛感している。
2.日本株市場を動かしているのは外国人投資家
日本の株式市場について、改めて考えさせられる数字がある。
日本株の売買代金に占める海外投資家の割合は、おおむね6〜7割に達している。
2025年の東京・名古屋両市場の委託売買代金では、海外投資家の割合は約65%だった。
つまり、日本の株式市場で売買しているのは、日本人ばかりではない。
むしろ、海外投資家が非常に大きな存在感を持っている。
ただし、これは売買代金の割合であって、日本株の7割を外国人が保有しているという意味ではない。また、外国人投資家が常に買い越しているという意味でもない。
それでも、株価形成に海外投資家が大きな影響を与えていることは確かだろう。
ここで考えたいのが、外国人投資家は日本のどのような企業を買いたいのかということだ。
世界中の資金を運用する機関投資家にとって、日本の数千社の上場企業をすべて細かく調べるのは容易ではない。
そう考えると、世界的に知名度があり、事業内容が理解しやすく、成長性を説明しやすい大型企業が投資対象になりやすいのではないだろうか。
特にAIや半導体は、世界共通の成長テーマである。
米国でも欧州でもアジアでも、AI関連産業への関心は高い。
日本企業の中から投資先を選ぶ場合にも、こうした分野が注目されるのは自然なことなのかもしれない。
私は、この外国人投資家の視点を十分に考えていなかった。
3.やっぱりAI・半導体関連株が強かった
最近の市場を見ていると、AI関連株や半導体関連株の存在感が際立っている。
AIの普及には、高性能な半導体が必要になる。
半導体を製造するためには、製造装置が必要になる。
データセンターを建設すれば、電力設備や通信設備、光ファイバーなどの需要も増える。
つまり、AIという大きなテーマの周辺に、さまざまな成長産業が存在している。
日本にも、こうした分野で世界的な競争力を持つ企業がある。
例えば、アドバンテスト、東京エレクトロン、フジクラなどである。
もちろん、これらの企業の株価が常に上昇するわけではない。
期待が先行して株価が割高になれば、急落する危険もある。
しかし、今回の相場では、こうした成長テーマを持つ企業に資金が集まりやすかったように思う。
私は、人気のある銘柄を避ける傾向があった。
すでに株価が上昇しているのであれば、今から買うのは危険ではないか。
そう考えて、まだ上昇していない銘柄を探していた。
ところが、上がっている株はさらに上がり、上がっていない株はいつまでも上がらない。
そんな状況が続いてしまった。
安い株を探すよりも、資金が集まっている株を探すべきだったのではないか。
今は、そんな気持ちになっている。
4.私が投資した株には資金が来なかった
私が保有してきた株には、食品、不動産、音響・映像、環境プラント関連など、さまざまな業種の企業がある。
ニップン、ヒビノ、サンフロンティア不動産、月島ホールディングスなどである。
いずれも、それぞれの事業に魅力があると考えて投資した。
業績が悪い企業ばかりを選んだつもりはない。
配当や財務内容、将来性を評価して購入した銘柄もある。
しかし、実際の株価は期待どおりには動かなかった。
もちろん、それぞれの銘柄には固有の事情がある。
月島ホールディングスには経営統合の問題があるし、不動産関連株には金利動向が影響する。
食品関連企業には原材料価格や価格転嫁などの課題もある。
したがって、私の保有株が上がらなかった理由を、すべてAI関連株への資金集中で説明することはできない。
それでも、市場全体の資金の流れを考えると、私は主役ではない銘柄ばかりを選んでいたのかもしれない。
企業として優れていることと、株式市場で人気があることは違う。
そして、短期的な株価を動かすのは、企業価値だけではなく、投資家の期待や売買の需給でもある。
この違いを、もう少し真剣に考えるべきだった。
5.割安株を買うという投資戦略は間違いだったのか
私はこれまで、割安株を探すことを重視してきた。
PERが低い。
PBRが低い。
配当利回りが高い。
財務内容が健全である。
こうした条件を満たす企業であれば、長期的には株価が評価されるのではないかと考えていた。
しかし、今回の経験でわかったのは、割安な株が必ずしも上昇するわけではないということだ。
割安なまま何年も放置される株もある。
一方で、PERが高くても、業績成長への期待が大きければ、さらに株価が上昇する企業もある。
私は、株価が高くなった企業を避けすぎていたのかもしれない。
もちろん、割安株投資が間違っているとは思わない。
むしろ、企業価値を重視する投資は、これからも大切にしたい。
ただし、割安であることだけを購入理由にするのは不十分なのだろう。
その企業の株価が上昇するきっかけは何なのか。
業績の上方修正なのか。
増配や自社株買いなのか。
新しい成長事業なのか。
それとも、市場全体の資金がその業種に流れてくることなのか。
そこまで考えて購入する必要があった。
6.花形株を狙ったほうが良かったと反省している
今回、最も反省しているのは、株式市場の花形を十分に狙わなかったことである。
AI、半導体、データセンター、電力インフラなど、成長期待の高い分野があった。
それらを知らなかったわけではない。
むしろ、ニュースや企業情報を通じて、何度も目にしていた。
しかし、株価がすでに高いと感じ、投資をためらっていた。
その結果、割安だと思う別の銘柄を購入していた。
そして、購入した銘柄には資金が集まらず、人気株はさらに上昇していった。
もちろん、今から振り返れば何とでも言える。
仮にAI関連株を購入していたとしても、途中で売却していた可能性はある。
高値で買って、大きな損失を抱えていたかもしれない。
それでも、今回の相場の主役を投資対象から外してしまったことは、反省すべき点だと思う。
株式投資では、企業の将来性だけでなく、その企業を市場がどのように評価しているのかを考える必要がある。
私は、自分が良いと思う企業を選んでいた。
しかし、株価を動かすのは私の評価ではない。
市場に参加している多くの投資家の評価である。
この当たり前の事実を、改めて思い知らされた。
7.今からAI関連株に乗り換えるべきなのか
では、これからどうすればよいのだろう。
今からAI関連株や半導体関連株を購入すればよいのだろうか。
実は、ここが難しい。
すでに大きく上昇している銘柄も多い。
今から購入すれば、高値づかみになる可能性がある。
しかも、AI関連産業への期待が大きいだけに、少しでも業績が市場予想に届かなければ、株価が急落する危険もある。
そのため、単純に人気株へ乗り換えることが正解とは思わない。
一方で、人気株だからといって、最初から避ける必要もない。
企業の利益が今後も大きく伸びるのであれば、現在の株価が必ずしも高すぎるとは限らないからだ。
今後は、次のような点を確認したい。
- 企業の売上高や営業利益は実際に伸びているか。
- 市場予想を上回る業績を発表しているか。
- 売買代金や出来高が増えているか。
- 株価は日経平均やTOPIXよりも強いか。
- 株価に将来の成長期待が織り込まれすぎていないか。
- 想定が外れたとき、どこで損切りするか。
特に、売買代金と株価の相対的な強さは、今後もっと意識したい。
ただし、売買代金が増えたからといって、必ず買い資金が流入しているとは限らない。
売り注文が増えている場合もあるため、株価や業績と合わせて判断する必要がある。
8.これからの投資では資金の流れをもっと意識したい
今回の失敗から、私の投資方法を少し変えようと思っている。
これまでは、企業の業績、財務内容、割安度を重視してきた。
これからは、それに加えて市場の資金の流れを確認する。
どの業種が上昇しているのか。
どの企業の売買代金が増えているのか。
海外投資家は日本株を買い越しているのか。
日経平均が上昇しているとき、どの銘柄がそれ以上に上昇しているのか。
こうした情報を、銘柄選びに活用したい。
もちろん、資金の流れだけを追いかければよいわけではない。
人気株に飛びついて高値づかみを繰り返せば、かえって損失が大きくなる。
重要なのは、企業分析と市場分析を組み合わせることだろう。
そして、もう一つ考えたいのが、資金効率である。
株価が上昇する見込みの乏しい銘柄を、いつまでも保有し続けるべきなのか。
それとも、損失を確定させてでも、成長が期待できる銘柄に資金を移すべきなのか。
これは簡単に答えが出る問題ではない。
ただし、購入価格にこだわりすぎて、売却の判断ができなくなることだけは避けたい。
今の株価で、その企業の株を新しく買いたいと思うか。
この問いを、自分自身に投げかけてみたい。
9.個人投資家として、もう一度銘柄選びを考える
今回の相場で感じたことは、株式投資の難しさである。
企業を調べれば、良い投資ができると思っていた。
割安な株を買えば、いつか市場が評価してくれると思っていた。
しかし、現実はそれほど単純ではなかった。
株式市場には、世界中から大量の資金が流れ込んでいる。
その資金は、すべての企業に均等に配分されるわけではない。
特定の成長産業や人気企業に集中することもある。
そして、その流れから外れた企業は、業績が悪くなくても株価が上がらない場合がある。
私は、こうした市場の構造を十分に意識していなかった。
今後は、割安株だけでなく、成長株や大型株にも目を向けたい。
ただし、焦って乗り換えるつもりはない。
今回の反省を理由に、次の失敗をしてしまっては意味がないからだ。
市場の流れを確認し、企業の業績を分析し、購入価格を慎重に判断する。
そして、購入した後も、当初の投資判断が正しかったのかを検証する。
そんな投資を目指したい。
10.まとめ:良い企業を買うだけでは株式投資に勝てない
日経平均が上昇しているのに、私の保有株は上がらない。
今回の相場では、そんな悔しい経験をしている。
振り返ってみると、私の銘柄選びには、市場の資金の流れを読むという視点が不足していたように思う。
日本株市場では、海外投資家が売買の大きな割合を占めている。
そして、AI・半導体関連株など、世界的に注目される成長企業には、多くの資金が集まりやすい。
一方、私が投資した銘柄は、市場の中心から外れていたのかもしれない。
やはり、花形株を狙ったほうが良かったのだろうか。
今でも、そんなことを考えてしまう。
しかし、投資の世界では、過去の失敗を悔やんでも資産は増えない。
大切なのは、その失敗から何を学ぶかである。
企業の業績を見る。
財務内容を見る。
株価が割安かどうかを考える。
そして、これからは、そこにもう一つの視点を加えたい。
市場のお金は、今どこに向かっているのか。
この問いを忘れないようにしたい。
私が良いと思う企業と、市場が買いたいと思う企業は、必ずしも同じではない。
その違いを理解することが、これからの投資には必要なのだろう。
株式市場は好調なのに、自分の資産は増えない。
そんな状況から、そろそろ抜け出したいものである。
次こそは、企業の価値だけでなく、市場の資金の流れも見極めながら投資したい。
今度こそ、私が投資した株にも資金がやってきてほしい。
それが、今の率直な気持ちである。
※この記事は個人の投資経験と考えを記録したものです。特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。

