60歳、約1年ぶりに書類選考を突破した。再就職面接へ向かう朝

転職か、起業か

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60歳、約1年ぶりに書類選考を突破した。再就職面接へ向かう朝

今日は、再就職の面接があります。

こう書くと、何でもない一日のように見えるかもしれません。

しかし、私にとっては結構大きな出来事です。

なぜなら、書類選考を通過して面接まで進むのが、本当に久しぶりだからです。

最後に再就職の面接を受けたのはいつだっただろう。

振り返ってみると、もしかすると約1年ぶりではないでしょうか。

それくらい久しぶりです。

この1年間、何もしていなかったわけではありません。

むしろ、応募はしてきました。

求人を探し、募集要項を読み、自分の経験と照らし合わせ、履歴書や職務経歴書を作る。

「ここなら、自分の経験を生かせるかもしれない」

そう思って応募する。

しかし、しばらくすると届くのは不採用の連絡。

あるいは、連絡すら来ない。

そんなことを何度も経験しました。

再就職活動をしていると、不採用そのものよりも、「自分の存在が必要とされていないのではないか」という感覚のほうが苦しくなることがあります。

特に60歳になってからの再就職は、若いころの転職とはかなり違うように感じています。

経験があります。

資格もあります。

長く仕事をしてきました。

それでも、書類選考という最初の扉が、なかなか開かない。

だから今日は、まだ採用されたわけでもないのに、少し特別な朝です。

久しぶりに、その扉が一つ開きました。


書類選考を通った。それだけなのに少しうれしい

以前だったら、「書類選考通過」くらいで、ここまで何かを感じることはなかったかもしれません。

面接に進むのは、採用活動の途中経過にすぎないからです。

ところが、不採用が続くと感覚が変わってきます。

「面接に来てください」

この言葉が、とてもありがたく感じる。

少なくとも履歴書や職務経歴書を読んだ誰かが、

「一度、この人と話をしてみよう」

と思ってくれたわけです。

これは結構大きなことなのだと思います。

もちろん、面接を受けても採用されるとは限りません。

今回の仕事についても、実は自分の希望と完全に一致しているわけではありません。

少しミスマッチを感じています。

仕事内容なのか、働き方なのか、条件なのか。

求人票を読んでいて、「ここはちょっと違うかな」と思う部分があります。

それでも今回は参加することにしました。

なぜなら、求人票だけでは分からないことがたくさんあるからです。


「ちょっと違う」と思っても、面接には行ってみる

以前の私は、求人票をかなり厳密に見ていたように思います。

条件が一つ違う。

仕事内容が少し違う。

勤務地が希望と違う。

そうすると、

「これは違うかな」

と判断してしまう。

もちろん、自分にとって譲れない条件はあります。

無理をして働いても長続きしません。

しかし、最近は少し考え方が変わってきました。

100点満点の求人を探していたら、永遠に見つからないのではないか。

まして60歳からの再就職です。

会社側にも事情がありますし、こちら側にも事情があります。

だったら、

「まず話をしてみる」

という選択肢があってもいい。

面接は会社が応募者を選ぶ場所だと思いがちですが、本来は応募者が会社を見る場所でもあります。

仕事内容について詳しく聞く。

どんな人たちが働いているのかを知る。

なぜ今回募集しているのかを聞く。

自分に何を期待しているのかを確認する。

求人票ではミスマッチだと思っていた部分が、話してみると意外に問題ではないかもしれません。

逆に、求人票では良さそうだった会社が、話してみると「これは難しい」と分かることもあるでしょう。

だから今回は、

「採用してもらわなければ」ではなく、「お互いに合うか確認してみよう」

くらいの気持ちで参加しようと思っています。


ただし、残念なのはZoom面接

一つ残念なのは、今回がZoomでの面接だということです。

私は本当は職場へ行ってみたかった。

これは結構重要だと思っています。

会社のホームページを見ても、求人票を読んでも、その会社の本当の空気までは分かりません。

建物に入った瞬間の雰囲気。

受付の対応。

廊下ですれ違う社員の表情。

オフィスの静けさ。

社員同士の会話。

机の配置。

整理整頓されているか。

そういうものから感じる情報は意外に多いものです。

特に、これから毎日のように通うかもしれない職場です。

私は給料や肩書だけではなく、

「ここに毎日来られるだろうか」

という感覚を大切にしたいと思っています。

Zoomでは、それが分かりません。

画面に映るのは相手の上半身と背景くらいです。

便利なのは間違いありません。

交通費もかかりませんし、移動時間もありません。

企業側にとっても応募者側にとっても効率的です。

しかし、効率化によって失われる情報もあります。

今回もし次の選考へ進むことができたなら、そのときには実際の職場を見てみたい。

そんなことを考えています。


60歳の再就職。「人手不足」と「採用される」は別だった

世の中では、ずっと「人手不足」と言われています。

ところが、自分が60歳になって再就職活動をしてみると、不思議な感覚になります。

「本当に人手不足なのだろうか」

と思うことがあります。

厚生労働省の2025年の高年齢者雇用状況では、65歳までの高年齢者雇用確保措置を実施済みの企業は99.9%となっています。また、65歳以上を定年とする企業(定年制廃止を含む)も34.9%まで増えています。

数字だけを見ると、高齢者が働きやすい社会になっているように見えます。

ただ、ここで注意したいのは、

「今いる社員が60歳以降も働けること」と、「60歳の人を新しく採用すること」は同じではない

ということです。

長年勤めた会社で継続雇用されることと、60歳になって外から新しい会社へ入ることには、大きな違いがあります。

私はこの1年間、その違いを実感してきました。

だからこそ、今回の書類通過には意味があります。

たった一社かもしれない。

でもゼロではなくなった。

それで十分です。


不採用が続くと、自信は少しずつ削られる

再就職活動で厄介なのは、不採用が続くと自分自身の能力まで疑い始めることです。

「自分の経験には価値がないのだろうか」

「資格を持っていても意味がないのだろうか」

「もう会社では必要とされない年齢なのだろうか」

そんなことを考えてしまいます。

これは危険です。

採用というものは、自分の能力だけで決まるわけではないからです。

企業側の年齢構成もある。

給与水準もある。

社内の人間関係もある。

募集ポジションとの相性もある。

採用担当者の考え方もある。

タイミングもある。

つまり、

不採用=能力がない

ではありません。

頭では分かっています。

それでも不採用通知が続けば、心はなかなかそう割り切ってくれません。

私自身、この1年でかなり自信を失っていたのだと思います。

だから今日の面接を前にして、

「どうやって面接を進めるんだったかな」

という妙な不安があります。

昔は面接を受けること自体に、ここまで緊張していなかったような気がします。

久しぶりすぎて、面接の感覚を忘れてしまった。

そんな感じです。


今日の目標は「合格」ではなく「ちゃんと話す」

そこで、今日の目標を変えることにしました。

「絶対に採用される」

ではありません。

今日の目標は、

自分の言葉で、ちゃんと話すこと。

これだけにします。

これまで何をしてきたのか。

何ができるのか。

なぜこの仕事に興味を持ったのか。

そして、これからどんな働き方をしたいのか。

格好よく話そうとすると、たぶん失敗します。

60歳になってまで、自分を必要以上に大きく見せる必要もありません。

分からないことは分からない。

できないことはできない。

その代わり、

「これはできます」

「この経験なら役立てられます」

という部分はきちんと伝える。

それでいいのではないでしょうか。


久しぶりの面接で意識する5つのこと

今日、自分自身へのメモとして、面接で意識したいことを書いておきます。

1.最初の3分を大切にする

Zoom面接では対面以上に第一印象が強くなる気がします。画面越しだからこそ、明るく、ゆっくり話す。

2.長く話しすぎない

経験が長い人ほど、説明したいことが増えます。しかし面接は講演ではありません。質問されたことに、まず簡潔に答える。

3.過去より未来を話す

「私はこんな仕事をしてきました」だけではなく、「その経験を使って、御社でこういう貢献ができます」まで話す。

4.ミスマッチだと思っている部分を確認する

せっかくの面接です。こちらも知りたいことを質問する。採用されてから「思っていた仕事と違った」となるほうがお互いに不幸です。

5.合否を怖がらない

これは結構大切です。

今回、不採用になったとしても、私は昨日より一歩進んでいます。

なぜなら約1年ぶりに面接を経験できるからです。


面接まで進めたこと自体が、次への材料になる

仮に今日の面接がうまくいかなかったとしても、無駄にはならないと思っています。

何を聞かれたか。

答えに詰まった質問は何だったか。

どんな説明には相手が興味を示したか。

自分が会社に対して何を感じたか。

全部、次の応募に使えます。

もしかすると今回の最大の成果は「採用」ではなく、

止まっていた再就職活動がもう一度動き始めること

なのかもしれません。

ずっと書類選考で落ち続けると、再就職活動はだんだん「応募して、不採用になる作業」になってしまいます。

そこへ久しぶりに面接が入った。

これはリズムを変えるチャンスです。


60歳になっても、新しい会社の扉を叩く

若いころなら、転職には「キャリアアップ」という言葉が似合いました。

年収を上げる。

役職を上げる。

もっと大きな仕事をする。

60歳になった今は、少し違います。

もちろん収入は重要です。

生活がありますから。

しかし、それだけではありません。

自分の経験をどこかで役立てたい。

社会との接点を持ち続けたい。

新しい人と仕事をしてみたい。

まだ自分にできることがあるのなら、それを試してみたい。

そんな気持ちがあります。

そして、おそらく60歳からの仕事探しでは、

「何を得るか」だけではなく「何を渡せるか」

が重要になってくるのでしょう。

これまでの経験。

失敗した経験。

人との付き合い方。

問題が起きたときの対応。

若いころには持っていなかったものもあります。

それを必要としてくれる場所が、一つくらいあってもいい。

いや、一つあれば十分です。


「ちょっとミスマッチ」だからこそ、話してみる

今回の求人については、正直に言えば少しミスマッチを感じています。

だから、

「どうしてもこの会社に入りたい」

という面接ではありません。

でも、それでいいと思っています。

むしろそのくらいのほうが、自然に話せるかもしれません。

企業が私を見る。

私も企業を見る。

お互いに、

「一緒に仕事ができそうですかね」

と確認する。

本来、採用面接とはそういうものなのでしょう。

会社だけが選ぶのではありません。

こちらにも選ぶ権利があります。

60歳だからといって、

「採用していただけるなら、何でもやります」

と考える必要はないと思っています。

長く働くためには、双方の納得が必要です。


それでも今日は、少しうれしい

いろいろ書きましたが、結局これなのかもしれません。

今日は少しうれしい。

書類選考を通った。

面接に呼んでもらった。

たったそれだけのことです。

でも、この一年間、何度も不採用を経験した私には、それが小さくありません。

人生は面白いもので、順調なときには何とも思わなかったことが、うまくいかなくなって初めてありがたく感じられます。

面接なんて面倒だと思っていた時期もあったかもしれません。

今日は違います。

「面接してくれるんだ」

と思っています。


さて、約1年ぶりの面接へ

今日はZoomの画面を開いて、久しぶりに採用担当者と話します。

少し緊張するでしょう。

質問にうまく答えられないかもしれません。

久しぶりすぎて、妙なことを言ってしまうかもしれません。

でも、それも含めてやってみます。

完璧でなくていい。

今回の仕事が最終的にミスマッチだったとしてもいい。

まずは参加する。

まずは話す。

まずは相手を知る。

そして、自分のことも知ってもらう。

それで十分です。

書類選考で止まり続けていた再就職活動が、今日は久しぶりに一歩先へ進みます。

約1年ぶりの面接。

60歳になって、また新しい会社の扉を叩く。

結果はまだ分かりません。

ただ、今日だけは、

「ようやく面接まで来たじゃないか」

と、自分に言ってやろうと思います。

さて、どんな会社だろう。

どんな人が出てくるだろう。

残念ながらZoomなので、職場の空気までは分かりません。

それでも今日は画面越しに、その向こう側を少しのぞいてきます。

合格するかどうかは、その後です。

まずは久しぶりの面接を、やってきます。

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