物価高と利上げで中小企業はどうなる?借入金利上昇と自己資本比率から考える

変わってるのかな

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物価高と利上げで中小企業はどうなる?借入金利上昇と自己資本比率から考える

カテゴリー:中小企業経営/物価高/日銀利上げ/借入金利/日本株/企業分析/資本コスト/ROIC

物価が高い。

人件費も上がる。

材料費も上がる。

電気代も高い。

物流費も高い。

そして今度は、

お金を借りるための金利まで上がる。

最近、自分の会社の数字を見ながら、これからの中小企業経営はかなり厳しくなるのではないかと思うようになりました。

自分の会社も同じです。

経営は苦しい。

以前の記事でも書きましたが、決算は「静かな赤字」でした。

会社が突然倒れるような大赤字ではない。

普通に仕事をしている。

売上もある。

電話も鳴る。

請求書も出す。

でも、最後に残る利益が少ない。

そして赤字になる。

そんな状態です。

そこへ今度は金利上昇です。

新型コロナの頃には「ゼロゼロ融資」という言葉をよく聞きました。

実質無利子・無担保という非常に特殊な金融環境でした。

でも、もうあの時代ではありません。

今、お金を借りれば、

しっかり金利が付いてくる。

しかも最近考えているのは、

「日銀が0.25%利上げしたから、会社の借入金利も0.25%だけ上がる」

という単純な話ではないのではないか、ということです。

そして株式投資を勉強している自分としては、ここから一つの疑問が出てきました。

これからは自己資本比率の高い会社が強いのではないか?

さらに調べていくと、

自己資本比率。

有利子負債。

営業キャッシュフロー。

支払利息。

ROIC。

WACC。

資本コスト。

全部がつながってきました。

今回は、自分の会社の苦しい経営をきっかけに、

「金利のある世界では、どんな会社が強いのか」

を株初心者なりに考えてみたいと思います。


物価高が中小企業の経営をじわじわ圧迫している

会社を経営していると、物価高という言葉はニュースの中だけの話ではありません。

仕入価格が上がる。

部品価格が上がる。

燃料代が上がる。

電気料金が上がる。

運送費が上がる。

人件費も上げなければ人が来ない。

一つ一つは数%でも、全部重なると結構な金額になります。

問題は、

その上昇分を販売価格へ全部転嫁できるか

です。

大企業なら、

「原材料価格の上昇に伴い価格改定します」

と言える会社もあります。

でも中小企業の場合、取引先との力関係があります。

「10%値上げします」

と言った瞬間、

「だったら他社へ頼みます」

と言われるかもしれない。

だから原価が10%上がっても、販売価格を3%しか上げられない。

残り7%を自社で吸収する。

その結果、

売上は増えている。

でも利益は減る。

こういうことが起こります。


日銀短観にも「仕入価格上昇」が出ている

これは自分の会社だけの感覚なのかと思っていました。

しかし2026年6月の日銀短観を見ると、中小企業製造業の仕入価格判断DIは76でした。

一方、販売価格判断DIは40です。

単純比較だけで企業利益を判断することはできませんが、

仕入価格の上昇を感じている企業が非常に多い

ことは分かります。

さらに日銀の2026年7月地域経済報告でも、人件費や物流費の販売価格への転嫁が進む一方、価格転嫁の遅れによる収益制約から高水準の賃上げが難しい、新規求人を抑えているといった声が報告されています。

ニュースでは、

「企業が値上げ」

と報道されます。

でも、

値上げできた=利益が増えた

ではありません。

ここは会社をやっていると実感します。


売上が増えても会社は苦しくなる

例えば去年、

売上1億円。

原価7,000万円。

粗利益3,000万円。

だった会社があるとします。

今年、値上げによって売上が1億500万円になった。

一見すると、

5%増収です。

ところが原材料、人件費、物流費などが上がり、原価が7,800万円になった。

すると粗利益は2,700万円。

売上は500万円増えたのに、

粗利益は300万円減りました。

だから、

「増収」

という言葉だけを見てはいけない。

最近、企業決算を見るときも、

売上高だけではなく、

粗利益率と営業利益率

を見るようになりました。


そして今度は「金利」がやってくる

物価高だけでも苦しい。

そこへ金利上昇です。

2026年6月の日銀短観では、借入金利水準判断DIは中小企業で+61。

9月までの予想は+68でした。

つまり企業側には、

借入金利が上がっている、さらに上がりそうだ

という感覚がかなり広がっています。

一方、金融機関の貸出態度判断DIは中小企業で+12。

現時点では「銀行が一斉に貸さなくなった」という状態ではありません。

自分なりに言い換えると、

「借りられない世界」より先に、「借りられるけれど高い世界」が来ている。

ここが怖いです。


もう「ほぼタダで借りる」感覚ではない

2026年9月1日時点の日本政策金融公庫の中小企業向け主要利率を見ると、基準利率は5年以内で2.95%、9~10年で3.45%、17~18年では4.05%となっています。

実際の適用利率は信用リスクや担保などによって変わります。

さらに小規模事業者・個人事業主向けでは、無担保の基準利率が3.80~5.40%となっています。こちらも制度や条件によって実際の金利は異なります。

数字を見て、

「ああ、本当に金利のある世界へ戻ったんだな」

と思いました。

ゼロゼロ融資の感覚で考えてはいけない。


日銀が0.25%利上げしても借入金利は0.25%上昇とは限らない

ここが最近、自分が気になっているところです。

例えば日銀が政策金利を0.25%引き上げる。

だったら会社の借入金利も、

1.5%→1.75%。

そんな単純なものだと思っていました。

でも実際の企業融資は違います。

銀行側の資金調達コスト。

市場金利。

融資期間。

担保。

保証。

会社の信用力。

業種。

財務内容。

将来の返済能力。

こうしたものが関係します。

だから景気が悪くなれば、

政策金利上昇+信用リスク上昇

が重なる可能性があります。


一番怖いのは「会社が苦しくなるほど金利条件も悪くなる」こと

例えば会社の利益が減る。

自己資本が減る。

借入金が増える。

銀行から見ると、

「以前より返済リスクが高くなった」

となる。

すると新規融資や借り換え時に、以前と同じ条件で借りられない可能性があります。

つまり、

物価高

利益減少

財務悪化

信用力低下

借入条件悪化

支払利息増加

さらに利益減少

という循環があり得る。

これは結構怖いです。


1億円借りている会社なら金利1%は100万円

単純計算してみます。

借入金1億円。

平均金利1%。

年間利息100万円。

金利2%なら200万円。

3%なら300万円。

5億円借りていれば、

1%で500万円。

2%で1,000万円。

もちろん実際には借入ごとに金利も期間も違います。

でも、

金利1%の違いが利益に与える影響

は結構大きい。

営業利益1,000万円しかない会社にとって、支払利息が100万円増えるのは大きな問題です。


大企業なら大丈夫なのだろうか

ここで疑問が出ました。

中小企業が苦しいのは分かる。

では、

大企業は大丈夫なのか?

最初は、

「大企業なら資金力があるから大丈夫だろう」

と思っていました。

でも企業分析をしていくと、

大企業でも全然違うことが分かります。

重要なのは会社の大きさではなく、

バランスシートの中身

です。


現金5,000億円の会社と借金5,000億円の会社は違う

極端な例です。

A社。

現預金5,000億円。

有利子負債1,000億円。

B社。

現預金500億円。

有利子負債5,000億円。

両方とも営業利益500億円だったとします。

金利上昇局面でどちらが楽か。

当然、A社です。

B社の借入コストが1%上昇すると、単純化すれば年間50億円の負担増。

営業利益500億円の10%です。

大企業でも借金が大きければ、

金利上昇は普通に痛い。


「自己資本比率の高い会社を買えばいいのでは?」

そこで自分が思ったのが、

自己資本比率です。

最近まで自分は自己資本比率を、

「高いほうが安全らしい」

くらいにしか理解していませんでした。

でも金利のある世界では意味が変わってきます。

借金に依存しない。

借り換えリスクが小さい。

金利上昇の影響が小さい。

不況時にも資金調達を急がなくていい。

そう考えると、

自己資本比率の高い企業はかなり魅力的に見えます。


でも「自己資本比率が高い=良い会社」ではない

ところが、ここにも罠がありました。

自己資本比率80%。

借金ほぼゼロ。

現金大量。

一見、最高です。

でも、

利益がほとんど出ていない。

成長もしない。

大量の現金を何年も寝かせている。

低収益資産ばかり持っている。

株主還元もしない。

これなら、

安全だけれど資本効率の悪い会社

かもしれません。

そこで出てきたのが、

資本コスト

です。


「資本コスト」って何だろう

株式投資を始めた頃、

資本コストという言葉を見てもよく分かりませんでした。

会社がお金を持っているのに、

なぜ「コスト」があるのか。

でも少しずつ分かってきました。

会社のお金には、

タダのお金はない。

借金なら利息があります。

株主から預かった資本にも、

株主が期待するリターンがあります。

だから経営者は、

その資金を使って一定以上の利益を生まなければいけない。


東証も「資本コストを意識した経営」を求めている

東京証券取引所は2023年からプライム市場・スタンダード市場の上場会社に「資本コストや株価を意識した経営」を求めています。

さらに2026年4月には要請をアップデートし、「経営資源の適切な配分」を中心に投資家の期待や取り組みのポイントを整理しました。

2026年8月には機関投資家へのアンケート結果も公表し、企業の取り組みの進展について評価しています。

つまり、

「現金をいっぱい持っているから安心」

だけでは評価されない時代になってきています。


ROICとWACCという言葉が出てきた

そこで勉強したのが、

ROICとWACC

です。

最初は英語ばかりで嫌になります。

でも考え方自体は意外とシンプルでした。

ROICは、

会社が事業に投入した資本から、どれだけ利益を生み出したか。

WACCは大ざっぱに言えば、

その事業を行うために調達した資金に求められる平均的なコスト。

だから重要なのは、

ROIC > WACC

です。


100億円使って4億円しか稼げない事業

例えば会社が、

借入や株主資本など100億円を使って事業をしている。

その資本コストが6%。

つまり会社には、

「少なくとも6%程度は稼いでほしい」

というハードルがある。

ところが事業のROICが4%しかない。

すると、

4%しか稼げない事業のために6%の資本を使っている

ことになります。

事業を拡大すればするほど企業価値を壊す可能性がある。

反対に、

WACC6%。

ROIC10%。

なら、

10%-6%=4%。

資本コストを上回って利益を生み出しています。


金利が上がると、このハードルも上がる

ここで全部つながりました。

金利上昇。

借入コスト上昇。

資本コスト上昇圧力。

企業が投資に求められる収益率上昇。

つまり、

ゼロ金利時代なら採算が取れた事業でも、

金利のある世界では採算が取れなくなる

可能性があります。

これ、企業経営にはものすごく大きい変化なのではないでしょうか。


ゼロ金利時代は「資本の値段」が見えにくかった

長い間、日本では金利が非常に低い状態が続きました。

お金を借りるコストが低い。

すると、

低収益事業。

遊休不動産。

採算の悪い子会社。

必要性の低い設備。

こうしたものを抱えていても、金利負担が小さいため問題が見えにくかったのかもしれません。

でも金利が上がる。

すると、

「その資産、本当に持っている意味がありますか?」

「その事業、資本コスト以上に儲かっていますか?」

と問われる。

これは企業経営をかなり変えると思います。


自分の会社にも同じ質問をしてみる

そして、これは上場企業だけの話ではありません。

自分の会社にも同じです。

設備を買う。

車を買う。

機械を買う。

倉庫を借りる。

人を雇う。

借入をする。

その投資によって、

金利を払っても利益が残るのか?

以前より真剣に考えなければいけません。

「必要そうだから買う」

ではダメ。

「安く借りられるから買う」

も通用しにくい。


今後の企業分析では「自己資本比率+稼ぐ力」を見る

ここまで考えて、自分なりの答えが少し見えてきました。

自己資本比率の高い会社は確かに魅力的です。

でも、

自己資本比率だけでは足りない。

これから自分が企業を見るなら、

自己資本比率
+有利子負債
+ネットキャッシュ
+営業キャッシュフロー
+支払利息
+ROIC
+ROE
+利益率
+価格転嫁力

を見たい。

安全性だけではなく、

安全で、なおかつ稼げる会社

です。


「支払利息」をちゃんと見るようにしたい

決算書を見ても、以前の自分は営業利益と純利益ばかり見ていました。

でもこれからは、

支払利息

をちゃんと見たいと思います。

例えば営業利益10億円。

支払利息1億円。

まだ余裕があります。

ところが景気悪化と金利上昇が重なる。

営業利益7億円。

支払利息2億円。

一気に余裕がなくなります。


インタレスト・カバレッジ・レシオも覚えたい

そこで出てくるのが、

インタレスト・カバレッジ・レシオ

です。

大まかには、

利益やキャッシュフローが支払利息の何倍あるか

を見る指標です。

名前は難しい。

でも意味は簡単です。

「この会社、ちゃんと利息払える?」

ということです。

これから金利が上がるなら、かなり重要になると思います。


インフレ時代の勝ち組企業はどんな会社か

自分なりに整理すると、

これから強そうなのは、

価格転嫁できる。

営業キャッシュフローが強い。

過剰な借金がない。

自己資本が厚い。

高いROICを維持できる。

資本コスト以上の利益を稼ぐ。

成長事業へ資金を再投資できる。

こういう会社です。

単純に、

「借金ゼロ」

だけではありません。


逆に怖い会社

反対に自分が警戒したいのは、

値上げできない。

利益率が低い。

借金が多い。

変動金利借入が多い。

支払利息が増えている。

営業キャッシュフローが弱い。

低ROIC事業を大量に抱えている。

赤字事業を整理できない。

こういう会社です。

物価高と金利上昇が同時に来ると、かなり苦しくなる可能性があります。


大企業でも安心できない

だから、

大企業=安全

とも限りません。

売上1兆円でも借金が巨大なら金利上昇は効きます。

逆に売上1,000億円でも、

ネットキャッシュ。

高利益率。

高ROIC。

価格転嫁力。

営業CFが強い。

そんな企業なら相対的に強い。

会社の大きさより、

財務体質と稼ぐ力

を見る。


中小企業はさらに厳しい

ただ、現実には中小企業の方が厳しいと思います。

大企業には、

社債。

CP。

銀行借入。

株式市場。

保有資産売却。

さまざまな資金調達手段があります。

中小企業は銀行借入への依存度が高い。

だから銀行から、

「次回の借り換えはこの金利です」

と言われたときの影響が大きい。


「貸してもらえるだけありがたい」時代になるのか

今はまだ日銀短観を見る限り、金融機関の貸出態度が急激に厳しくなっているわけではありません。

でも怖いのは景気後退です。

企業利益悪化。

倒産増加。

銀行の信用コスト増加。

すると銀行も慎重になる。

そこで初めて、

「金利が高い」から「借りにくい」へ

移る可能性があります。

自分はここを見ておきたい。


金利上昇は「企業選別」を進めるのではないか

最近、株式投資を勉強しながら思います。

ゼロ金利時代には、

良い会社。

普通の会社。

あまり稼げない会社。

どこも安い金利で資金調達できた。

でも金利が上がれば、

会社ごとの差が広がる

のではないでしょうか。

財務の強い会社は低い金利で借りられる。

財務の弱い会社は高い金利になる。

さらに弱くなる。

企業選別が始まる。


株式市場でも同じことが起こるかもしれない

だから今後の日本株は、

「日経平均が上がるか下がるか」

だけでは足りないと思っています。

同じ業界でも、

A社はネットキャッシュ。

B社は借金だらけ。

A社はROIC10%。

B社はROIC3%。

A社は価格転嫁できる。

B社はできない。

金利上昇局面では、この違いが株価にも出る可能性があります。


高配当株を見るときにも借金を見る

自分は配当株にも興味があります。

でも、

配当利回り5%。

だけを見てはいけない。

借金が多い。

支払利息増加。

営業利益減少。

営業CF悪化。

それでも配当維持。

これでは無理が出る可能性があります。

だから、

配当利回りより先に、配当を払えるキャッシュがあるか

を見る。


「自己資本比率が高い会社」という新しいスクリーニング

今後、自分でも一度やってみたいと思っています。

例えば、

自己資本比率50%以上。

営業CFプラス。

ネットD/Eレシオ低水準。

ROICが一定以上。

営業利益率安定。

増収。

増益。

増配。

こうした条件を組み合わせる。

すると、

金利上昇に強い企業候補

を探せるかもしれません。

もちろん条件を厳しくしすぎると銘柄がほとんどなくなるので、最初は一つずつ見るつもりです。


自分の会社の苦しさが企業分析の勉強になっている

少し皮肉です。

自分の会社が赤字。

物価高。

金利上昇。

経営が苦しい。

できれば経験したくないことです。

でもその経験によって、

上場企業の決算を見る目が少し変わりました。

以前なら、

「売上増えてる!」

で終わり。

今は、

粗利は?

営業利益率は?

借入金は?

金利は?

営業CFは?

値上げできている?

と考える。


「自分の会社だったらどうする?」と考える

企業分析をするとき、

最近この質問をしています。

「これが自分の会社だったら怖くないか?」

売上1,000億円。

借金800億円。

営業利益30億円。

支払利息上昇。

だったら、

「結構怖いな」

と思う。

逆に、

現金300億円。

借金50億円。

営業利益100億円。

営業CF安定。

なら、

「かなり余裕があるな」

と思う。

数字の単位が違うだけで、会社経営の基本は似ています。


そして自分自身の生活にも同じことが言える

さらに考えてみると、

個人も同じです。

収入。

生活費。

借金。

金利。

現金。

投資。

全部バランスです。

自分も今、生活に余裕があるとは言えません。

だから株で一発逆転を狙うのではなく、

まずキャッシュを守る。

会社も同じ。

個人も同じ。


ゼロ金利時代から「資本コストの時代」へ

今回調べていて、自分の中で一番残った言葉です。

ゼロ金利時代から、資本コストの時代へ。

お金には値段がある。

借金には利息がある。

株主資本にも期待リターンがある。

設備投資にも最低限必要な収益率がある。

会社は、

「とりあえず売上を増やす」

だけではなく、

使った資本以上に稼ぐ

必要があります。


まとめ|これからは「自己資本比率」だけでなく「資本コスト以上に稼げる会社」を探したい

物価高は中小企業の経営を圧迫しています。

自分の会社も同じです。

材料。

人件費。

物流費。

電気代。

さまざまなコストが上がる。

さらに、

借入金利まで上がってきた。

ゼロゼロ融資の頃とは全く違います。

2026年6月の日銀短観でも企業の借入金利上昇感は強く、中小企業ではさらに上昇するとの予想が出ています。

そして2026年9月時点の日本政策金融公庫の金利を見ると、中小企業が「ほぼ金利ゼロ」で資金を借りる世界ではないことがよく分かります。

だから自分は株式投資でも、

自己資本比率。

有利子負債。

支払利息。

営業キャッシュフロー。

ROIC。

WACC。

資本コスト。

こうしたものを勉強したいと思います。

自己資本比率が高い。

これは確かに魅力です。

でも、

自己資本比率が高いだけでは足りない。

会社に預けられた資本を使って、

どれだけ利益を生み出せるのか。

そして、

資本コストを上回る利益を生み続けられるのか。

ここを見る。

これからの金利上昇時代には、

「借金しなくても生きられる会社」

が強い。

でもさらに強いのは、

「借金に依存せず、それでも高い収益率で成長できる会社」

なのかもしれません。

自分の会社の経営は苦しい。

だからこそ、他社の決算書を見たときにも、

「この会社、本当に大丈夫かな」

と少し現実的に考えられるようになりました。

物価高。

利上げ。

借入金利上昇。

企業利益。

自己資本比率。

ROIC。

WACC。

最初は全部別々の言葉でした。

でも今は一本につながって見えます。

物価高で利益が削られる。

金利が上がる。

支払利息が増える。

設備投資の採算ラインが上がる。

資本コスト以上に稼げない事業が苦しくなる。

企業選別が進む。

だからこれから企業を調べるとき、自分は一つ問いかけたいと思います。

「金利がもっと上がっても、この会社は資本コスト以上に稼ぎ続けられるだろうか?」

株価が上がっているから買う。

高配当だから買う。

PERが低いから買う。

それだけではなく、

会社そのものの財務体質を見る。

自分の会社の赤字から始まった勉強ですが、もしかするとこれが、自分の株式投資を変えてくれるかもしれません。

そして自分の会社についても同じです。

他社のROICや自己資本比率を調べるだけではなく、

「自分の会社は、使っているお金に対してちゃんと利益を生み出せているのか」

を考えなければならない。

耳の痛い話です。

でも、金利のある世界に戻った以上、避けて通れない。

ゼロゼロ融資の時代は終わった。

これからは、

「お金を借りられる会社」ではなく、「借りたお金以上に稼げる会社」が生き残る時代

になるのかもしれません。

自分の会社も、その変化についていかなければならない。

そして株を買うときも、

そんな会社を探していきたいと思います。


※本記事は2026年9月時点の公表情報をもとに、筆者個人が中小企業経営、金融政策、企業分析、株式投資について勉強した内容と考えをまとめたものです。個別企業への投資や借入を推奨するものではありません。

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