
会社四季報を初めて本で買ったら分厚すぎた!初心者が付箋を貼りながら読んで分かったこと
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投資・資産運用/株式投資/投資初心者/読書・学び
会社四季報を、ついに本で購入しました。
実際に手に取って最初に思ったのは、
「やっぱり、ものすごく分厚い……。」
ということ。
会社四季報には、日本の上場企業について非常に多くの情報が掲載されています。
ページを開けば企業名、業績、特色、財務情報、株価指標など、投資判断の材料になりそうな数字や文章がびっしり。
投資をしていると名前をよく聞く会社四季報ですが、実際に紙の本を買って読み始めると、その情報量に圧倒されます。
そして、さらに驚いたことがあります。
世の中には、この会社四季報を発売後わずか数日で読む熱心な投資家もいるらしいのです。
「これを数日で読むの?」
自分で読み始めてみて、そのすごさがよく分かりました。
私は気になった企業に付箋を貼りながら少しずつ読み進めていますが、まだ半分にも到達していません。
でも最近は、それでいいのではないかと思うようになりました。
今回は、実際に会社四季報を紙で購入して読んでみて感じたこと、初心者なりの読み方、そして「全部読まなければ」と思わずに四季報と付き合う方法について書いてみます。
会社四季報を「本」で購入してみた
これまで企業について調べるときは、インターネットを使うことが多くありました。
気になる会社があれば検索する。
株価を見る。
決算を調べる。
ニュースを見る。
この方法は非常に便利です。
ところが紙の会社四季報には、ネット検索とは少し違う面白さがありました。
ネット検索では基本的に、
「すでに自分が知っている会社」
を調べることになります。
ところが会社四季報を最初からめくっていると、自分が知らなかった会社が次々と出てきます。
「こんな会社が上場しているのか」
「この会社、意外と利益を出しているな」
「この業界にはこんな会社もあるのか」
そんな発見があります。
これは紙の四季報ならではの楽しさかもしれません。
とにかく分厚い。会社四季報を読むのは想像以上に大変
とはいえ、最大の問題があります。
分厚い。
とにかく分厚いです。
最初は、
「少しずつ読めば、そのうち最後まで行くだろう」
と思っていました。
しかし実際に始めてみると、なかなか進みません。
企業によっては知らない言葉が出てきますし、数字も確認したくなります。
気になる企業を見つけると、そこでページをめくる手が止まります。
さらに詳しく調べたくなる。
そうすると当然、読むスピードは遅くなります。
私は付箋を用意して、
「ちょっと気になる」
と思った会社に貼っていくことにしました。
すると今度は付箋がどんどん増えていきます。
そして現在。
まだ半分も終わっていません。
「会社四季報を数日で読む人がいる」と知って驚いた
そんな中で知ったのが、
会社四季報を発売から数日程度で一通りチェックする熱心な個人投資家もいる
ということです。
これは驚きました。
自分で実物を読んでいるからこそ、その大変さが分かります。
「この分厚さを数日で?」
と思ってしまいます。
ただ、ここで一つ気づいたことがあります。
おそらく経験豊富な投資家と初心者では、四季報の「読み方」そのものが違うのでしょう。
すべての文字を小説のように最初から最後まで精読しているとは限りません。
自分が重要だと思っているポイントがあり、その部分を効率よく確認している。
長年読んでいれば、業界についての知識も蓄積されています。
前号との変化を見る人もいるでしょう。
つまり、
「何を見るのか」がすでに決まっている。
だから速いのだと思います。
初心者の私は、まだ「何が重要なのか」を考えながら読んでいます。
当然、時間がかかります。
これは仕方ありません。
初心者の私は「付箋方式」で読むことにした
今のところ、私が気に入っている方法が付箋です。
読んでいて、
「この会社、面白そう」
「あとでもう一度調べたい」
「この業界は気になる」
と思ったところに付箋を貼ります。
非常に単純な方法です。
しかし紙の本との相性はかなり良いと思います。
四季報を閉じた状態でも、
自分が興味を持った企業がどのあたりにあるのかが一目で分かります。
付箋が増えてくると、それ自体が自分の投資への興味を可視化したものになってきます。
会社四季報を全部理解しようとすると難しい
読み始めて感じたのは、
全部理解しようとすると、かなり難しい
ということです。
業界によってビジネスモデルが全く違います。
銀行とIT企業では見るところが違うでしょう。
製造業と小売業でも違います。
不動産、建設、商社、食品、半導体、医薬品、通信……。
四季報を読んでいると、日本経済の縮図を見ているような感覚になってきます。
最初からすべてを理解しようとしたら大変です。
そこで最近は、
「分からないところがあっても、とりあえず先へ進む」
ことも大切だと思っています。
一回ですべて理解する必要はありません。
初心者なら「全部読む」より「気になる会社を見つける」
四季報を買ったからには全部読まなければ。
最初はそんな気持ちもありました。
しかし、目的を考えると少し違う気がしてきました。
目的は、
会社四季報を読破したという達成感を得ることではありません。
投資について勉強し、自分なりに良い企業を見つけられるようになることです。
だったら、最初から100%理解する必要はありません。
例えば、
「この会社は知らなかった」
↓
「ちょっと面白そう」
↓
「付箋を貼っておこう」
↓
「あとで詳しく調べてみよう」
これだけでも十分な成果です。
私が四季報でチェックしているポイント
初心者なので、最初から難しい分析をするのではなく、まずは基本的なところを見るようにしています。
たとえば、
会社は何をしているのか。
ここが最初です。
企業名を知っていても、実際に何で利益を出しているのか知らない会社は意外とあります。
次に、
売上や利益は伸びているのか。
そして、
今後の業績予想はどうなっているのか。
さらに配当を重視するなら、
配当はどうなっているのか。
もちろんPERやPBR、ROE、自己資本比率など、見たい数字はいろいろあります。
しかし全部を一気に覚えようとすると大変です。
最初は、
「この会社は何をしていて、業績はどんな感じなのか」
くらいから始めても良いと思っています。
四季報を読むと「知らない優良企業候補」に出会える
私が紙の四季報を買って良かったと思うのはここです。
株式投資をしていると、どうしても有名企業ばかり見てしまいます。
テレビで知っている会社。
普段使っている会社。
ニュースに登場する会社。
ところが上場企業はそれだけではありません。
一般消費者にはほとんど知られていなくても、企業向けの分野で高いシェアを持っている会社もあります。
そういう会社に偶然出会えるのが、四季報をめくる面白さです。
ネット検索では、
「知らない会社を検索する」ことはできません。
知らないからです。
一方、四季報ならページをめくるだけで出会えます。
この「偶然の出会い」は、紙の四季報の大きな魅力だと思います。
付箋が増えていくのが少し楽しい
最初は単なる目印として始めた付箋ですが、だんだん面白くなってきました。
四季報の横から、
黄色。
ピンク。
青。
いろいろな付箋が飛び出してくる。
「自分はここが気になったんだな」
と後から分かります。
今後は付箋を色分けしても面白そうです。
たとえば、
黄色=気になる企業
青=高配当候補
赤=業績を詳しく確認したい
緑=長期的に見てみたい
といった感じです。
こうすると四季報そのものが、
自分専用の投資データベース
になっていきます。
数日で読めなくても焦らなくていい
投資について調べていると、ものすごく勉強している人に出会います。
四季報を数日でチェックする。
決算資料を大量に読む。
毎日経済ニュースを見る。
企業分析を何時間もする。
そういう人を見ると、
「自分もそれくらいやらなければいけないのでは?」
と思ってしまいます。
でも、投資経験も知識も使える時間も人それぞれです。
数日で読める人と競争する必要はありません。
私はまだ半分にも届いていません。
それでも、
昨日より少し企業を知った。
それで十分なのではないかと思っています。
四季報初心者におすすめしたい「1日10社」の考え方
全部読もうと思うと気が遠くなります。
そこでおすすめなのが、読む量を小さくすることです。
例えば、
「今日は10社だけ」
と決める。
10社なら、それほど大きな負担ではありません。
気になる企業がなければ、そのまま進む。
気になる企業があったら付箋を貼る。
特に面白そうなら別途調べる。
このくらいなら続けやすくなります。
1日に少しでも、数週間、数カ月続ければ相当な数の企業を見ることになります。
投資では短期間に知識を詰め込むより、
長期間勉強を続けること
のほうが大切なのかもしれません。
四季報を読む目的を「銘柄を買うこと」だけにしない
もう一つ感じていることがあります。
四季報で良さそうな企業を見つけても、
すぐ株を買う必要はない
ということです。
むしろ、
「こんな会社があるんだ」
と知るだけでも価値があります。
企業をたくさん見ていると、少しずつ比較できるようになってきます。
「前に見た会社より利益率が高いな」
「この業界はこういう特徴があるのか」
「同じ業界でも財務状態がずいぶん違う」
こうした感覚は、たくさんの企業を見ることで身についていくはずです。
四季報は銘柄を探す道具であると同時に、
日本企業について勉強する教材
として使うのも面白いと思います。
紙の四季報には「勉強した跡」が残る
電子版には検索性など大きなメリットがあります。
一方で紙には紙の良さがあります。
付箋を貼れる。
線を引ける。
メモを書ける。
ページをパラパラめくれる。
そして何より、
自分が勉強した跡が本に残ります。
付箋だらけになった四季報を見ると、
「結構読んだな」
と思えます。
この感覚は紙ならではです。
四季報を読んだ後にやりたいこと
私の場合、付箋を貼った企業をそのままにせず、次の段階につなげたいと思っています。
四季報で気になる企業を発見する。
↓
企業の公式サイトを見る。
↓
決算資料を見る。
↓
過去数年の業績を見る。
↓
競合企業と比較する。
↓
株価や指標を確認する。
↓
それでも魅力を感じるか考える。
この流れです。
四季報だけで投資判断を完結させるのではなく、
「企業を発見する入口」
として使うイメージです。
「読むのが遅い」は悪いことではない
会社四季報を買う前は、もっと簡単に読めるものだと思っていました。
しかし実際に読んでみると難しい。
知らない言葉もある。
知らない業界もある。
数字の意味を考えると止まってしまう。
そして、なかなか先へ進まない。
でも今は、それも悪くないと思っています。
投資は試験ではありません。
四季報を何日で読み終えたかを競うものでもありません。
大切なのは、
自分のお金を投資するときに、自分なりの根拠を持てるようになること。
そのための勉強です。
数日で読む投資家はすごい。でも私は私のペースで読む
会社四季報を数日でチェックする人がいる。
それを知ったときは、本当に驚きました。
実際にこの分厚い本を目の前にすると、
「どうやったらそんなに速く読めるんだ?」
と思います。
おそらく経験を積んだ人には、自分なりの読み方が確立されているのでしょう。
私はまだそこまで到達していません。
今は付箋を貼りながら、
「この会社面白いな」
「こんな業界もあるんだ」
と少しずつ進んでいます。
まだ半分にも届いていません。
でも、それでいい。
最初から速く読む必要はありません。
まとめ|会社四季報は「読破する本」ではなく「使い込む本」なのかもしれない
今回、紙の会社四季報を購入して実際に読み始めてみて、一番感じているのは、
「これは一度読んで終わる本ではない」
ということです。
付箋を貼る。
気になった会社に戻る。
ネットで調べる。
決算を見る。
また四季報に戻る。
そうやって何度も使う本なのだと思います。
数日で読む熱心な投資家は確かにすごい。
一方で、初心者が同じスピードを目指す必要はありません。
1日10社でもいい。
5社でもいい。
1ページでもいい。
重要なのは、
昨日より一社でも多く、企業について知ること。
その積み重ねが、いつか自分の投資判断につながっていくのではないでしょうか。
私の四季報には、今日も少しずつ付箋が増えています。
まだ半分も終わっていません。
正直、ちょっと難しい。
それでもページをめくっていると、
「次はどんな会社が出てくるんだろう」
という楽しさがあります。
焦らず、少しずつ。
この分厚い一冊と、しばらく付き合ってみようと思います。
※本記事は個人的な投資学習・体験について記載したもので、特定の金融商品や銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

