
MBA取得後に気づいた「新規事業はお客様の日常に眠っている」
MBAを取得したのに、アイデアが浮かばない
MBA取得を目標に勉強を続け、経営戦略、マーケティング、ファイナンス、組織論などを学んできた。しかし、卒業して最初に感じたのは意外な感情だった。
「新しいビジネスを始めたい。でも、何をすればいいのかわからない。」
知識は増えた。しかし、ゼロから事業を生み出すテーマが見つからない。
これは決して能力不足ではない。
むしろ、分析する力があるからこそ、アイデアの欠点ばかりが見えてしまう。
ビジネスは「生活の不便」から始まる
成功している事業を振り返ると、多くは革新的な技術からではなく、日常の小さな困りごとから生まれている。
・朝の準備が忙しい
・高齢の親が買い物に困っている
・共働きで家事の時間が足りない
・病院や役所の手続きが面倒
・情報が多すぎて選べない
本人にとっては当たり前になっている不便でも、第三者が見ると大きなビジネスチャンスになることがある。
私がやってみたいこと
私が今、一番やりたいのは「お客様の生活に密着取材」をすることだ。
インタビューだけではない。
朝起きてから夜寝るまで、
・どんな行動をしているのか
・どこで時間を使っているのか
・何にストレスを感じているのか
・どんな工夫をしているのか
これを実際に観察したい。
本人が「困っていない」と思っていても、行動を観察すると改善できる場面は数多く存在する。
MBAで学んだことを現場で生かす
MBAで学んだフレームワークは、生活観察と組み合わせることで真価を発揮する。
例えば、
- カスタマージャーニーで一日の流れを可視化する
- Jobs to Be Doneで「本当に達成したいこと」を探る
- Five Whysで課題の根本原因を掘り下げる
- リーンスタートアップで小さく検証する
分析はゴールではなく、生活の中で見つけた課題を整理するための道具である。
密着取材で見つけたいテーマ
特に興味があるのは次のような人たちだ。
- 子育て世代
- 共働き家庭
- 一人暮らしの高齢者
- 中小企業経営者
- 医療・介護従事者
- 地方で暮らす人
- 外国人居住者
- フリーランス
それぞれの生活には、まだ誰も気づいていない課題があるはずだ。
密着取材の進め方
私なら次のような流れで実施したい。
- 事前インタビュー
- 一日の行動観察
- 写真やメモによる記録
- 行動と感情の整理
- 「なぜ?」を繰り返す
- MVP(最小実用製品)の仮説作成
- 小規模な実証実験
このサイクルを繰り返すことで、机上では生まれないリアルなビジネスアイデアに近づける。
本当に欲しいのは「アイデア」ではなく「現場」
MBA取得はゴールではなくスタートだった。
これから必要なのは、会議室で考える時間ではなく、お客様の生活に入り込み、現場を理解する時間だと思う。
生活を理解できれば、課題が見える。
課題が見えれば、解決策が生まれる。
解決策が生まれれば、それが新しいビジネスになる。
私はこれから、多くのお客様の日常を学ばせていただきたい。
その一日一日の中から、本当に社会に必要とされる事業を見つけていきたい。
