【60歳の転職】数十社応募してほぼ全滅。書類選考すら通らない現実

転職か、起業か

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【60歳の転職】数十社応募してほぼ全滅。書類選考すら通らない現実

60歳で転職することが、こんなに難しいとは思わなかった

60歳を過ぎてから、転職活動を続けています。

これまで数十社に応募しました。

しかし、結果は厳しいものです。

ほとんどが書類選考で不採用。

面接までたどり着くことさえ難しい。

まさに「門前払い」という言葉が頭に浮かびます。

もちろん、不採用の理由が年齢だけだとは思っていません。

企業が求める経験と自分の経歴が合わなかったのかもしれない。

給与条件が合わなかったのかもしれない。

他にもっと適した応募者がいたのかもしれない。

理由はいくらでも考えられます。

それでも数十社に応募して、書類選考すらほとんど通らない状況が続くと、

「60歳の転職とは、こんなにも難しいものなのか」

と考えずにはいられません。


転職エージェントから言われた「100社に1社」

以前、転職エージェントから印象に残ることを言われました。

60歳前後になると、書類選考を通過するのは、

「100社応募して1社くらいだと思ってください」

という話でした。

最初に聞いたときは、

「いくら何でも、それは厳しすぎるのではないか」

と思いました。

100社応募して1社。

単純に考えれば1%です。

本当にそこまで厳しいのだろうか。

半信半疑でした。

ただ、実際に自分が数十社に応募してみると、その言葉が急に現実味を帯びてきました。

もちろん、「60歳なら誰でも100社に1社」という客観的な統計だと言うつもりはありません。

職種、経歴、勤務地、希望年収、雇用形態などによって結果は大きく変わるでしょう。

あくまで私が転職エージェントから聞いた話です。

しかし、

「まったく大げさな話ではなかったのかもしれない」

というのが、今の率直な感想です。


数十社応募しても面接にたどり着けない

転職活動で精神的に厳しいのは、面接で落ちることだけではありません。

むしろ、

自分のことを直接説明する機会すら与えられないこと

の方が苦しいのかもしれません。

履歴書。

職務経歴書。

これまでやってきた仕事。

資格。

経験。

自分なりに整理して応募します。

しかし返ってくるのは、

「慎重に選考させていただきました結果……」

という不採用の連絡。

何度も続くと、

「自分のこれまでの経験には、もう価値がないのだろうか」

と考えてしまうこともあります。


技術士やMBAがあっても、書類選考は通らない

私はこれまで技術者として仕事をしてきました。

技術士の資格も取得しました。

働きながらMBAも取得しました。

MBAは平日の夜や土日を使って学びました。

決して楽ではありませんでした。

仕事をしながら講義を受け、レポートを書き、仲間と議論する。

当時は、

「こうした努力や経験は、将来きっと役に立つ」

と思っていました。

もちろん、学んだことそのものが無駄だったとは思いません。

しかし、転職市場という視点だけで見ると、

技術士やMBAを持っているから書類選考を通過できる、というほど単純ではありませんでした。

資格がある。

経験がある。

それでも面接まで進めない。

これが60代の転職活動で私が直面している現実です。


60歳定年なのに、60歳では再就職が難しいという矛盾

そして、どうしても考えてしまうことがあります。

日本では長い間、60歳を一つの区切りとして働いてきた人が大勢います。

会社によって制度は異なりますし、継続雇用など働き続ける仕組みもあります。

それでも「60歳」という年齢が、働き方を考え直す大きな節目であることに変わりはありません。

ところが、60歳になって別の会社へ移ろうとすると、今度は転職が非常に難しい。

ここに、働く側としては何とも言えない矛盾を感じます。

60歳で一度キャリアに区切りがつくのに、60歳から新しいキャリアを始めようとすると入口が極端に狭い。

では、60歳からどうすればいいのでしょうか。


「まだ働ける」と「採用してもらえる」は別だった

60歳になったからといって、突然仕事ができなくなるわけではありません。

少なくとも自分自身では、まだ働けると思っています。

これまでの経験もあります。

専門知識もあります。

学んできたこともあります。

しかし、今回の転職活動で分かったのは、

「働けること」と「採用してもらえること」は別問題

だということです。

本人が働きたいと思っていても、採用する側から選んでもらわなければ会社員にはなれません。

当たり前の話ですが、実際に転職活動をすると、この現実が重く感じられます。


企業側にも事情があるのだと思う

もちろん、採用する企業にも事情があります。

60代だからという理由だけで不採用になっている、と決めつけるつもりはありません。

企業からすれば、

「このポジションで何をしてもらうのか」

「既存社員との役割分担はどうするのか」

「給与と期待する成果は見合うのか」

「これまでの経験を自社で活かせるのか」

など、さまざまなことを考えるでしょう。

経験豊富であることが、すべての求人で有利になるとも限りません。

若い人を採用して長期間育成したい会社もあるでしょう。

そう考えれば、企業側の判断にも合理性はあります。

しかし、それを理解したとしても、

60代の求職者にとって転職が難しいという現実は変わりません。


「応募し続ければ何とかなる」だけでは苦しくなってきた

最初は、

「応募数が足りないのだ」

と考えていました。

10社で駄目なら20社。

20社で駄目なら30社。

応募し続ければ、どこかで面接まで進めるだろう。

しかし数十社応募してみると、少し考え方が変わってきました。

もちろん応募をやめる必要はありません。

ただ、

若い人と同じ転職市場で、同じ方法だけを繰り返していていいのだろうか

と思うようになりました。

100社に1社なら100社応募する。

それも一つの方法です。

しかし、別の方法も探した方がいいのかもしれません。


そんな中、大学講師だけは「一次選考保留」だった

興味深いことが一つあります。

これまでさまざまな仕事に応募してきましたが、大学講師の求人については「一次選考保留」という連絡がありました。

担当科目は、

「キャリア論」

です。

採用されたわけではありません。

保留なので、この先不採用になる可能性も当然あります。

それでも、数十社応募して書類で落とされることが続いている中で、大学講師だけは少なくとも即不採用ではありませんでした。

これは偶然かもしれません。

応募者数が違うだけかもしれません。

しかし私は、ここに60代の仕事探しを考えるヒントがあるような気がしています。


60代は「若さ」ではなく「経験」を買ってもらう

一般企業の中途採用では、若い応募者と比較されることがあります。

そうなると60代は厳しい。

ならば、競争する場所を変える。

これも一つの方法ではないでしょうか。

大学講師。

非常勤講師。

研修講師。

技術顧問。

技術系コンサルタント。

専門分野の教育。

資格を活かした仕事。

こうした仕事では、場合によっては年齢そのものより、

「これまで何を経験してきたのか」

が価値になります。

60代になって20代、30代と「若さ」で競争しても勝つのは難しい。

しかし経験なら、60代だからこそ持っているものがあります。


私の場合、「キャリア論」は意外と相性がいいのかもしれない

改めて自分の経歴を振り返ってみました。

会社員として働いた。

技術者として経験を積んだ。

技術士を取得した。

仕事をしながらMBAを取得した。

会社を設立した。

起業に挑戦した。

Amazonで電子書籍も出版した。

そして60代になって再就職に苦戦している。

成功したことだけではありません。

むしろ最近は、うまくいかないことの方が多いくらいです。

しかし「キャリア論」という視点で見ると、

この成功も失敗も、すべてキャリアそのもの

なのかもしれません。

学生に成功談だけを話すのではなく、

「人生は計画どおりにはいかない」

「資格を取れば安泰というわけでもない」

「学び直しても、それだけで仕事が見つかるわけではない」

「それでもキャリアは何度でも再設計できる」

そんな話なら、自分自身の経験から伝えることができます。


監理技術者講習も更新することにした

最近、監理技術者講習の案内も届きました。

実際にこの資格を今後使うのかは分かりません。

建設・技術分野へ再就職しなければ、使う機会は少ないかもしれません。

それでも講習を予約しました。

今の私が考えているのは、

60代では新しいカードを増やすだけでなく、すでに持っているカードを捨てないことも大切なのではないか

ということです。

技術士。

これまでの実務経験。

MBA。

監理技術者に関係する資格・経験。

そして人に教えられるかもしれない経験。

どれが次の仕事につながるのかは分かりません。

だから、可能性はできるだけ残しておこうと思います。


60代の転職は「正社員になる」だけが答えではないのかもしれない

以前の私は、

「再就職=企業に正社員として採用されること」

という考えが強かったように思います。

しかし、それだけに絞る必要はないのかもしれません。

非常勤。

業務委託。

講師。

顧問。

短時間勤務。

プロジェクト単位の仕事。

専門知識を教える仕事。

文章を書く仕事。

いくつかの小さな仕事を組み合わせる働き方。

60代からは、20代から続けてきた会社員モデルとは違う働き方を考える必要があるのかもしれません。


ただし、生活費は理想論を待ってくれない

とはいえ、きれいな話だけでは終われません。

仕事が見つからなくても生活費は必要です。

毎月の支払いは待ってくれません。

だから、

「いつか経験を活かせる仕事が見つかればいい」

だけでは生活できません。

これが一番難しいところです。

将来のキャリアを探すこと。

そして今日の生活を維持すること。

この二つを同時に考えなければなりません。

60代の再就職が難しいと感じるほど、この問題は重くなります。


「100社に1社」なら、戦う場所を変えることも考える

転職エージェントから聞いた「100社に1社」という言葉。

本当にすべての60代に当てはまる数字なのかは分かりません。

しかし、数十社応募した今の自分には、その言葉が以前より現実的に聞こえます。

だったら、ただ100社目まで応募し続けるだけではなく、

応募先そのものを変えてみる。

一般的な中途採用だけではなく、経験が評価される場所を探す。

「自分を採用してくれる会社はどこか」だけではなく、

「自分の30年、40年の経験を必要としている場所はどこなのか」

という問いに変えてみる。

これが、これからの転職活動で試してみたいことです。


60歳定年の先にある「キャリアの空白」

今回の転職活動を通じて、強く感じていることがあります。

60歳は働く能力がなくなる年齢ではありません。

むしろ、まだ働きたい人は大勢いるでしょう。

一方で、新しい会社に入ることは簡単ではない。

この間に、大きな空白があります。

長年働いてきた。

経験もある。

まだ働ける。

働きたい。

それなのに、次の入口が見つからない。

この問題は、これから60代になる人にとっても他人事ではないと思います。


まとめ|60歳の転職は厳しい。でも「自分には価値がない」とは考えない

数十社に応募しました。

しかし、ほとんど書類選考で終わっています。

60歳で転職することがこれほど難しいとは、正直思っていませんでした。

転職エージェントから聞いた、

「100社応募して1社くらい」

という言葉。

最初は大げさだと思いました。

しかし、自分自身が転職活動を続ける中で、

「もしかすると、それくらいの覚悟が必要なのかもしれない」

と思うようになりました。

ただ、一つだけ気をつけたいことがあります。

不採用通知が続くと、

「自分にはもう価値がない」

と思ってしまいそうになることです。

でも、書類選考を通らないことと、これまでの経験に価値がないことは同じではありません。

問題は、

その経験を必要としている場所と出会えていないこと

なのかもしれません。

一般企業への転職。

大学講師。

技術系の仕事。

資格を活かす仕事。

研修や教育。

顧問。

業務委託。

まだ探していない働き方もあるでしょう。

60歳で定年という一つの区切りを迎え、その直後から再就職が難しくなる。

確かに矛盾を感じます。

しかし、制度や採用市場を私一人で変えることはできません。

変えられるのは、

自分がどこで戦うか

です。

数十社落ちました。

まだ仕事は決まっていません。

それでも、応募したから分かったことがあります。

60代の転職は、若い頃の転職と同じではない。

だったら、こちらも戦い方を変えるしかありません。

60歳からのキャリアは、「次に雇ってくれる会社を探す」だけではなく、「これまでの経験を必要としてくれる場所を探す」ことなのかもしれない。

まだ答えは出ていません。

だからこそ、この転職活動の続きを、このブログに残していこうと思います。

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